ヒトツナグループ 療育アドバイザーの遠藤千尋です!
子どもの発達心理学を解説するシリーズ
本日のテーマは
「子どもの発達は遺伝?環境?」についてお話いたします。
◎成熟優位説(遺伝説)
アメリカの心理学者ゲゼルさんが双子の赤ちゃんに階段上りの実験を行いった研究の記録があります。
一人の赤ちゃんには生後46週から毎日階段を上らせ、もう一人の赤ちゃんには生後53週まで階段に上らせることはしませんでした。
ところが、あとから階段上りをはじめた赤ちゃんの方が最終的に早く階段に登れるようになったという結果があります。
◎環境優位説
遺伝説に対してアメリカの行動主義心理学の創始者ワトソンさんは「環境の中での経験こそ、新しい行動を形成する」と主張します。
どのような子どもにも同じ環境さえ与えれば100%、学習によって行動を身に着けられるという考え方です。
ゲゼルさんの意見を覆し、環境要因の影響を強調しています。
◎相互作用説
その他にも発達心理学に関わる偉人たちは様々に研究してきましたが今現在、有力とされている考え方は環境と遺伝の相互作用説です。
遺伝的なものが時間とともに現れる事と環境の中で経験を通して得る事との
相互作用によって人間は発達するという考えです。
子どもたちが遺伝的要素以外で様々な出来事に遭遇するとき、周りにいる大人がポジティブに動機づけができる大人なのか、ネガティブに変換してしまう大人なのか?
それによっても、作用されると思うと子どもたちが育っていく上でより良好な人的環境づくりは欠かせないと思いませんか?
私たちヒトツナは、「人的環境」としての関わりを大切にしています。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
見学・体験随時受付中です!
1~2歳児さんは初めての環境移行からサポートします。
ふれあい遊びや体を使って様々な感覚を楽しむ遊びから
お子様の「感じる」体験を育みます。
3歳以上児さんは保育園や幼稚園の後の通所も可能です。
他者との関わりや、経験した事をもとに考える、伝える等の
練習を重ね、集団への適応に繋げていきます。
>>>>就学準備クラス開講!<<<<<
年長さんは、火曜日、水曜日、金曜日に就学に向けた
特別プログラムも開催中!詳しくはお問合せ下さい。
子どもの発達は遺伝?環境?
体験説明会
23/09/02 16:32