こんにちは!ヒトツナグループ療育アドバイザーの遠藤千尋です。
今日は、子どもの発達を取り巻く4つの環境についてのお話です。
「環境」とは、教室、机、玩具等の物理的なものから、子どもに直接関わる人的な環境、社会環境、自然環境等、様々な種類があります。
子どもが発達する上では、これらの「環境」が子どもにはたらきかけ、子どもは「環境」の中で主体的に育つと考えられています。
●マイクロシステム
子どもと家庭、子どもと保育園・学校、子どもと地域等子どもに直接関わる環境
●メゾシステム
両親の関係、親と学校の先生の関係等
●エクソシステム
親の職業、親の友人関係や職場関係、保育者・支援者同士の関係
●マクロシステム
社会制度、文化
親の職業や職場の関係は子どもに直接関係しないように思えますが、例えばお母さんが職場で毎日のように叱責され心労がたまっている状態で働いていると、当然仕事を優先しなければならなかったり、家事育児にゆとりをもって取り組むことができなくなり子どもに影響が出てくることもあるでしょう。
支援者と親御さんとの信頼関係も同じく、子どもにとって大好きなママが不安そうに話している先生は子どもにとっても不安の対象になりますし、ママが安心して預ける事ができる環境であれば子どもも同じく安心できる環境になっていきます。
児童憲章の前文でも、「児童は良い環境の中で育てられる」という言葉があります。
我々支援者は、自分自身を子どもをとりまく環境の一部だと自覚し、子どもにとっての安全基地になれるよう努める事が大切です。
また、遊びという視点でも子どもの好奇心に対して遊びの環境や人的環境を整え、活動が豊かに広がるよう支援します。
子どもを取り巻く4つの環境とは?
体験説明会
23/09/05 15:39