運動発達に大切な感覚について
教室の毎日
24/08/28 11:01
こんにちは!LITALICOジュニア太宰府教室です。
今回は運動発達に大切な感覚についてご紹介いたします!
一般的に、五感と言えば、
「視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚」の5つを思い浮かべますよね。
その五感ももちろん大切なのですが、
“運動発達に特に大切な五感”は、
「視覚・聴覚・触覚」に加え、
「前庭感覚・固有感覚」の5つであると言われています。
「前庭感覚」と「固有感覚」
もしかしたら、あまり聞き馴染みがないかもしれません。
しかし、とっても大切な感覚で、お子さまはもちろん、お父さまやお母さまも、日ごろから誰もが感じている感覚なのです!
①前庭感覚とは
簡単に言うと「びゅーんと風を切る感覚」です。
この感覚をたくさん感じている瞬間は、
・ジェットコースター
・ブランコ
・エレベーター
などにのっているときです。
耳の奥にある耳石と三半規管が受容器となり、揺れや傾き、重力、スピード、回転を感知し、前庭感覚を感じることができます。
前庭感覚の働きには
〇覚醒を調節する働き
〇姿勢を保つ働き
〇バランスをとる働き
〇眼球運動をサポートする働き
〇ボディイメージの発達を促す働きがあります。
ジャンプして椅子から飛び降りるとき、浮遊感を感じるのも、前庭感覚が働いている証拠です!
お子さまが跳んだり走ったりするのを好んだり、逆にちょっと苦手だったりする場合がありますが、それは前庭感覚の発達途上にあるからなのかもしれません。
②固有感覚とは
簡単に言うと「ぐっと筋肉に力を入れてふんばる感覚」です。
この感覚をたくさん感じている瞬間は
・ジャンプの後に着地するとき
・重いものを持ち上げるとき
・豆腐を崩さずに箸でつかむとき
などです。
筋肉や関節が受容器となり、体の位置や動き、力を感知し、固有感覚を感じることができます。
固有感覚の働きには
〇力を加減する働き
〇運動をコントロールする働き
〇姿勢を保つ働き
〇バランスをとる働き
〇情緒を安定させる働き
〇ボディイメージの発達を促す働きがあります。
ジャンプして着地した瞬間、重力を感じるのも、固有感覚が働いている証拠です!
お子さまが抱っこやジャンプを好んだり、逆にちょっと苦手だったりする場合がありますが、それは固有感覚を使っている証拠なのかもしれません。
これらの感覚の発達に課題があったとしても、まだ発達途上であることがほとんどです。一つ一つの感覚は、他の感覚と相互に作用しながら発達していくため、お子さまにたくさんの経験を積んでいただけるよう、LITALICOジュニアでも取り組んでいきたいと思っています!
LITALICOジュニア太宰府教室では、お子さまや保護者さまにより安心して
快適に過ごしていただけるよう努めています。
気になることやご不明点がございましたら、
ぜひスタッフまでお声がけいただければと思います!
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