こんにちは、みらい教室長洲教室です!
本日は、本で目にしたり、療育などの中で耳にしたりする
用語をいくつかご紹介します。
【療育】
そもそも療育とは何を指すのでしょう?
教育や学習とはどう違うのでしょうか。
療育とは、いわゆる『発達支援』とほぼ同義であり、
障害のある子やその可能性のある子に対し、
個々の発達の状態や障害特性に応じて、
今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し支援をすることです。
またその子を取り巻く保護者への支援も療育に含まれることもあります。
ひとりひとりのお子様に合った療育ができるよう、私たちは「個別の支援計画」を作成して、日々療育を行っております(^^♪
【発達障害】
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達の偏りと、
環境や周囲の人との関わりのミスマッチから、
社会生活に困難が発生する障害のことをさします。
発達障害は外見からは分かりにくく、その症状や困りごとは十人十色です。
混乱しがちですが、ASD・LD(SLD)・ADHDは、
発達障害の一部であります。
【ASD】
ASD(自閉スペクトラム症)は、以下の特性が挙げられます。
①ほかの人との気持ちの共有や会話のやりとりが難しい
➁表情から気持ちが読み取れないなどの「対人関係や社会的コミュニケーションの困難」と常同的な行動
③特定の音や光など感覚刺激への偏った反応など
「特定のものや行動における反復性やこだわり、感覚の過敏さまたは鈍麻さ」
これらの特性が幼少期から見られ、
日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。
知的障害(知的発達症)を伴うこともあります。
幼少期に気づかれることが多いといわれていますが、
症状のあらわれ方には個人差があるため
就学期以降や成人期になってから社会生活において困難さを感じ、
診断を受ける場合もあります。
診断時期によって、「アスペルガー」「高機能自閉症」「広汎性発達障害」
と診断されることもあります。これらもASDの一部であります。
【ADHD】
ADHD(注意欠如・多動症)には以下の特性が挙げられます。
①話を集中して聞けない、作業が不正確、なくしものが多いなどの「不注意」➁体を絶えず動かしたり離席する、おしゃべり、順番を待てないなどの「多動性」「衝動性」
これらが要因で日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。
特性のあらわれ方によって多動・衝動性の傾向が強いタイプ、
不注意の傾向が強いタイプ、多動・衝動性と不注意が混在しているタイプなど
主に3つに分けられ、
これらの症状が12歳になる前に出現します。
特性の多くは幼い子どもにみられる特徴と区別することが難しいため、
幼児期にADHDの診断することは難しく、
就学期以降に診断されることが多いといわれています。
また、個人差はありますが、年齢と共に多動性が弱まるなど、特性のあらわれ方が変化することもあります。
【LD(SLD)】
LD(学習障害)は、学習における技能に困難さがみられる発達障害の一つです。
読むことやその内容を理解することの困難さ、書くことの困難さ、
数の理解や計算をすることの困難さなど大きく3つの分類があります。
これらの困難が、知的障害(知的発達症)によるものでないこと、
経済的・環境的な要因によるものでないこと、
神経疾患や視覚・聴覚の障害によるものではないこと、
学習における面のみでの困難であること、という場合に限り診断されます。
学校教育が始まる就学期になって診断されることがほとんどですが、
就学前の段階で言語の遅れや数えることの困難、
書くことに必要である微細運動の困難などがあることで
その兆候に気づかれることもあります。
読むことにのみ困難さが顕著に出る「ディスレクシア」
書くことのみであると「ディスグラフィア」
数字に関することのみであると「ディスカリキュア」
と呼ばれることもあります。
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いかがだったでしょうか。
DSM-Ⅴ(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)となり、
呼び名や総称が変わったものもあります。
いろいろな診断がありますが、一番は目の前にいるお子様の
それぞれに合った支援が大切となります。
指標として参考にしながら、成長の手助けとなるよう、
私たちも療育に励みます!
みらい教室 長洲教室
質問にお答えします✨専門用語集①♪
教室の毎日
24/05/29 09:36