こんにちは、みらい教室長洲教室です。
梅雨が近づき、台風の情報もやって来ており、
雨のため室内で過ごすことが増えてきそうですね。
大人も子どもも、外に出る機会が減り、
ストレスがたまったり、喧嘩が増えやすい時期になったりします。
今回は、言い合いや喧嘩が起こる原因である
「人の怒りの感情」についてのお話です。
怒り(anger)のコントロール(マネジメント)から、
『アンガーマネジメント』という言葉があります。
人の感情の中でも、怒りは突発的で、
コントロールが難しかったり、向き合うことが困難であったりします。
大人でも扱いづらい感情であるので、
子どもたちにとっても向き合いづらい分野となります。
では、どのようにマネジメントしていけばよいのでしょうか。
ここだは、3つのステップの提案がありますので、
ぜひご参考ください。
ここでは、
「テレビの時間を守らない子どもに親が怒りを感じている場面」
を想定します。
①衝動のコントロール
怒りの感情が沸き上がってきたとき、第一に行うことがクールダウンです。
いわゆる、「6秒ルール」を行いましょう。
ゆっくり6秒数えて、衝動を落ち着かせると、客観的になることができ、
今後の対策を組むことができます。
他にも、お茶を飲む、顔を洗う、氷で冷やすなど、冷たい水で
体の熱を和らげることも怒りを緩和させることにつながります。
➁思考のコントロール
怒りの感情が収まってくれば、次に原因を突き止めます。
人が怒る原因として、その人が今までに培ってきた「○○すべき。」
という価値観の許容外のことが生じるからといわれています。
許容量を増やすためにも、分析し、客観的に観て、
原因となる環境や要因を洗いだしてみましょう。
今回は、「テレビを観すぎたら寝る時間が遅くなる。」
「時間を決めていたのに守っていない」
「ご飯やお風呂に間に合わない。」「宿題をまだ終わらせていない。」
等の大人から見た子どもに対しての「テレビを観るのを今すぐやめるべき」
が満たされた状態であると分析します。
そのときに、5W1Hで、いつ、どんなときに、どこで、だれと等
と詳しく考えることで、似たような状況に陥ったときに応用できるようになります。
③行動のコントロール
ここまで分析できれば、最後は次の行動を考えます。
分析する中で、
「ここは自分の価値観を広げられた。」
「ここは相手や環境次第だからどうしようもない。」
等のタスクがたくさん出てくると思います。
自分で変えることのできる要因は今後意識し、
変えられないところ(要は人の言動や感情等に左右されること。)は
自分が怒りの感情をぶつけても解決に至らないので、
冷静に話し合うことが重要となります。
もしかしたら、宿題は終わっているかもしれませんし、今どれくらいの時間テレビを観ていたか忘れているかもしれません。
大人側がコントロールしすぎている部分が見つかるかもしれません。
冷静になって子どもと話し合うと、怒りの感情を出さずに向き合うことができ、
お互いにハッピーになれることもあるでしょう。
誰だって、感情的に怒られたり、怒りをぶつけられると
悲しくなったり、こちらも怒りの感情が出てきてしまいますよね。
もちろん、怒りの感情を押し殺すのはよくありません。
怒りと向き合って、それを乗り越えることで、心は成長していきます!
大人も子どもも、笑顔溢れる生活が送れるよう、
感情と向き合ってともに成長していきましょう(^^♪
みらい教室 長洲教室
感情のコントロールとアンガーマネジメント☀
教室の毎日
24/05/27 12:09