こんにちは、みらい教室 長洲教室です。
本日は、『算数』の教科についてのお話です。
お子様は算数が好きでしょうか?
お家の人は算数が好きでしょうか?
算数といえば「計算」「証明」などが思い浮かぶ方が多いでしょうが、
掘り下げていくと学校の算数で学ぶ内容は4つの領域に分かれており、
分厚い教科書も系統的に考えてつくられています。
まずは算数科における4領域と主な単元を見ていきましょう。
A 数と計算
「100までかぞえよう」「四則計算」
「分数」「文字と式」等の単元をはじめ、
一般的な計算はこちらの領域に入ります。
B 図形
「ものの位置」「三角形」「角度」「面積」「拡大」
等というものです。
C 測定 4年生からは『変化と関係』
「長さ」「かさくらべ」「時間と時刻」等
変化と関係では
「伴って変わる2つの数量関係」「比例」「割合」「速さ」等があります。
D データの活用
「表やグラフ」「棒グラフ」「測定値の平均」
「ヒストグラム」「起こりうる場合」
等があります。
以上の4領域が、各学年の教科書に系統的に学べます。
学習のつまずきがあったときには、前学年の領域に戻って
学習し直すこともスモールステップに沿って学習するこつとなります。
では、各単元での評価はどのように考えられているのでしょう。
どの単元も主に以下の3つで評価されていきます。
数と計算の単元「100までかぞえよう」を例にしていきます。
①知識・技能
・100までの数の概念を知識として理解している。
→99の次は100である。100は「百」と読む。等
・数字列の中で空いている箇所に正しい数字を記入できる。
・10が10こで100になることを理解し、お金の計算の考えに生かす。
➁思考力・判断力・表現力
・見通しをもって筋道を立てて考察する。
→100の数字を書くとき、10までの数を学習したことを思い返し、
位取りを活用することで「100」と書けばよいことを考える。
・計算の仕方を見出し、統合的・発展的に考える。
→83−4の計算では、引く数の4を3と1に分けて、3をひくと80、
80の1前の数字は79だから答えは79とわかる。
③学びに向かう力・人間性等
数学的に考えることや数理的な処理の良さに気付き、生活や学習に活用しようとする態度。
→たくさんのものを数えるときには、10のまとまりにわけて考えることで、
早く正確に数える姿等。
・よりよい問題解決法を求め続けようとし、抽象的に表現されたことを
具体的に表現したり、一般化させたりしようとする態度。
→友達の100の数え方の説明を聞いて自分との考えの違いに気付いて、
自分もやってみることで、多様な考え方のメリット・デメリットや
共通していることに気付く姿等。
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いかがだったでしょうか。
ひとえに「算数につまずいている」という表現でも、
どの単元・どの活動・どの評価に課題があるか分析することで、
得意や不得意に気付くチャンスとなります。
計算は苦手だけど図形は好き。
というお子様もたくさんいらっしゃいます。
みらい教室長洲教室でも、不得意に目を向けるのではなく、
得意なことやスモールステップに沿ったご本人に分かりやすい
学びを提供できるよう、日々努めて参ります。
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教室の毎日
24/06/14 09:38