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【環境の変化】

教室の毎日
低学年の頃は落ち着きがなく多動な様子があったが
楽しそうに学校に通っていたのに、
高学年になるにつれて、落ち着きみられてきたが
学校にを休みがちになるということないでしょうか。

これは一例ですが、詳しく見ていきましょう。

学年があがって、クラスが変わったり担任の先生が変わったり
と環境が変わることはたくさんあります。

環境が変わったことによって、
いい方向にいく時もありますがその逆もあります。

低学年の時は、
多少授業中に落ち着きがなくても許容範囲が広く、
楽しく学校に行くことが出来ていたかもしれません。

高学年になると、勉強の内容もずっと難しくなり、
また周りのお子さんも低学年の時より落ち着いて勉強に
取り組むようになった結果、
先生の要求水準もそのような子どもたちに合わせて、
静かに長時間集中して取り組むことを
大切にするように変わっていきます。

お子さん自身も成長して、
周りの子どもたちと同じようにしなければと
努力できるようになって、
「動きたい!」という欲求があっても、
それを抑えながら頑張って学校生活に適応しようとして、
疲れてしまっている場合もあります。

このように成長に伴って、
子ども自身に周りに適応しようと頑張る力がつけばつくほど、
子どもの基本的な体のニーズが
押さえ込まれてしまうことがあります。

子どもたちの不登校は、
このように「頑張るよい子」が力尽きて、
最終的に悲鳴をあげている姿と捉えることもできます。

大人はそのような子どもの特性を理解し、
上手に息抜きすることを教えてあげる必要があります。
個々のお子さんの特性に合ったバランスの良い生活とは
何かを考える必要がありそうです。

お子さん自身も何がつらいのか、
自分でも分からない場合も多いのですが、
本人に対しては無理に登校を強要するような対応は避け、
学校生活をどのように感じてるか話を
よく聞いてあげてください。

また、子どもの様子をよく観察し、
活発に生き生きしている場面を見つけて
その活動を日常生活の中に積極的に取り入れることで、
子どもも元気になる手がかりが得られるかもしれません。

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