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【触覚過敏をもつ子どもの支援方法】

教室の毎日
〇子どもが見せる様々な行動が触覚過敏と
関係することを理解しましょう(理解してもらう)。

→子どもが泥遊びや洗髪、散髪を嫌がったり、
特定の服を好んだりすることが
触覚過敏と関係するかもしれないと
周りの大人が理解するだけでも、
大人の対応を変える大きな力になります。

大人は子どもの行動をわがままと捉えると、
躾のつもりで無理強いや叱責をしがちです。

これがさらに子どもを苦しめ、
不安感や恐怖心を強めてしまいます。

○子どもが触覚過敏を起こしやすい素材や活動を
避ける(環境調整)。

→触覚過敏に限らず、感覚過敏のある子どもに対しては
環境調整が重要となります。

不安や恐怖の状態にあると
感覚の受け取り方はさらに過敏になるため、
子どもにとっては悪循環になりやすいのです。

触覚過敏のために特定の衣服しか身につけたがらない場合、
衣服の選択が重要となります。
袖やスボンの長さはもちろんですが、
衣服の素材や大きさ(しめつけ具合)、襟元の作り、
縫い目の状態などを確認する必要があります。
襟首についているタグの素材が苦手な子どももよくいますし、
新品より使い古した服を好む子どももよくいます。
また、洋服の柄が触感を
想起させてしまうため無地の服を好む子どももいます。

故意でなくとも他人から触られる可能性があるため、
幼稚園・保育所、学校などでの集団活動を
避けたがる子どももよくいます。
そのような場合、
休み時間などには図書室や保健室で一人静かに過ごすことも、
子どもにとっては必要な活動です。
また、教室の席も中央ではなく、後ろの隅の席にすることで
落ち着くことができる子どももいます。

幼稚園・保育所、学校は集団を重視するため、
休み時間も集団遊びに参加させる場面をよく見ますが、
子どもにとってはそのことがより大きなストレスとなり、
さらに大きな不適応行動につながる可能性もあることを
理解する必要があります。

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