こんにちは!
ChouChouの中川です😊
本日は応用行動分析についてお話させていただきます!
◆ 応用行動分析(ABA)とは?
ABAは、行動のしくみを科学的に分析し、目標とする行動を増やしたり、望ましくない行動を減らしたりする支援方法です。
特に自閉スペクトラム症(ASD)のお子さまをはじめ、発達に特性のあるお子さまの支援に世界中で活用されています。
「できた!」「分かった!」という成功体験を積み重ねることで、
お子さま自身が意欲的に取り組めるようになるのがABAの大きな特徴です
◆ どんな場面で使われるの?
ABAはとても幅広く活用できます。
たとえば:
• 言葉の習得:単語を覚えたり、相手に気持ちを伝えたりする練習
• 社会的スキル:お友達との遊び方や順番を守る練習
• 生活スキル:着替え、トイレトレーニング、食事のマナーなど
• 問題行動の改善:癇癪(かんしゃく)、かみつき、他害行動などの背景を分析し、より良い行動に置きかえる
このように、日常のあらゆる行動を対象にできるのがABAの強みです。
◆ 実際にどんな方法で進めるの?
ABAでは、「ABC分析」という考え方を使います。
• A(Antecedent)きっかけ
行動が起こる前の状況やきっかけ
• B(Behavior)行動
実際に起こった行動
• C(Consequence)結果
行動の後に起こる結果や周りの反応
例えば、
「おもちゃが欲しくて泣いてしまう → 泣くとおもちゃがもらえる」
この流れが続くと、泣くことで欲しい物が手に入ると学習してしまいます。
ABAでは、この流れを分析し、
泣く前に「欲しい」と言葉で伝えられるように練習をしたり、泣いてもおもちゃはもらえないようにしたりして、
適切な行動を強化していきます。
◆ ABAの効果の一例
事例を簡単にご紹介します。
例1:自分の気持ちを伝えられるように
言葉での表現が苦手なお子さまが、ジェスチャーや絵カードを使って「これが欲しい」と伝えられるようになりました。
「わかってもらえた!」という経験が増えたことで、癇癪が減り、笑顔が増えました。
例2:集団での過ごし方がスムーズに
集団活動中にお友達に手が出てしまっていたお子さま。
「順番を待つ」「嫌な気持ちを言葉で伝える」などのスキルをABAで繰り返し練習することで、
トラブルが減り、お友達と一緒に遊べる時間が長くなりました。
ABAは、一人ひとりに合わせた「個別プログラム」 がとても大切です。
「みんな同じやり方」ではなく、お子さまの特性や興味に合わせて進めていくことで、より効果的になります。
そして、ご家庭との連携も大きなポイントです。
療育の時間だけでなく、日常生活の中で一貫して取り組むことで、身につきやすくなります。
お子さまが少しずつでも「できた!」を積み重ね、自信を持って成長できるよう、
私たちは一人ひとりに合ったABAの活用を大切にしています。
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応用行動分析【ABA】について
豆知識
25/07/15 09:40
