7月半ばからウィズユーに入った A君は、ASD(自閉症スペクトラム症)との専門医の診断を受けての週3回の通所です。
通い始めの当初は、挨拶もロクにせずに、一目散にお気に入りの玩具の元に駆け寄り動きませんでした。ビー玉を転がす「ピタゴラスイッチ」が大のお気に入りの彼は、1時間でも2時間でも、永遠にそれをやり続けていました。
ASDの子ども達の特徴の一つに挙げられる、強い執着と物事の切り替えができないこと、その二つの特性を彼は持ち合わせていました。
ところが通所開始から3か月。今では、ゲーム遊びや音楽遊びができるまでになりました。
「ルールを理解して、一緒に楽しむ協調性を身に付ける」
という最初のテーマは完全にクリアーしつつあります。
ただ、新たな問題も露見し始めました。とても負けず嫌いな性格である為、ついついズルをしたり、ルールを自分都合の勝手に解釈をしたり。。。。。「だって勝ちたいんだもん。。。。」と正直に本音を吐露する彼。ルールを理解して守ること。公明正大に物事を推し進める意識を持たせること。。。
物事の理解・飲み込みも早く、とにかく賢い子ですが、周りへの配慮はまだまだこれからより多くの集団生活を通して学習して身に付けていってほしいところです。
新たな性向、そして課題もまた新しい遊びの中から見えてきました。
子ども達の成長を見守る その①
教室の毎日
23/10/14 15:50