こんにちは❣児童発達支援・放課後等デイサービスCaminoです❣
今日は前回の続きで「ABC分析を使った支援の一事例」です。
例えば、「座らない児の場合」に「A:直前のできごと」に着目した支援を考えてみました。
①A:直前の出来事は、個室にて様々な課題を提示して支援をしておりました。この状況を変えるために、を用意しました。この課題を設定した意図として、行動観察をした際に物を下に落とすことが頻回にあったため、本人にとって興味のある行動と仮説を立てました。
「つまめるかどうかの太さのストローと穴の開いた刺激の少ない黒い箱」
②B:行動 本児と一緒に一度座って指先で黄色と青色のテープを貼った5㎝ぐらいの長さのストローをつまんで黒い箱の穴に入れてみせました。同じように本児が入れようとしてくれました。上手く入れられたのでここで褒めたてできたことを一緒に喜びました✨
下に落とすことは、同じでも入れる箱が小さく机の上にあるので座る必要がでてきます。そして黒い箱なのでストローを入れる穴だけしっかり見えます。入れるものは黄色と青色で明確にしました。滑りやすいのでしっかり指でつままないと持ち上げにくいです。でもがんばればできそうです。と言うところがポイントでした。
③C:結果 一度、成功すると、そのまま座り続けて何回も入れてくれました。
更に、座って何回も出しては入れて遊べたので褒めてもらえました。
➡望ましい行動が増えるので結果的に問題行動が減ります。✨
このように本児自身が何度も行っていたことを、座ってできるものに置き換えてみました。入れるものに変化を付けたり難易度を挙げたりして1分座っていられたことが、毎日の中で繰り返されていくと1ケ月後には、10分ぐらい座れるようになります。
この小さな積み重ねができるようにCaminoでは応用行動分析学に基づいたABC分析を行って支援を行っています。
✨ABC分析の事例紹介✨
教室の毎日
25/02/28 14:25
