こんにちは、てらぴあぽけっと池袋教室です♪
本日は口腔運動や発音(構音)についてのご紹介です。
「からす」が「たらす」になったり、「ポスト」が「ポシュト」になっているお子さんが時々いらっしゃいます。
特に、カ行(4歳目安)サ行ラ行(5〜6歳目安)は、
獲得可能と言われる年齢になっても
うまく発音できていないケースは比較的多いです。
それは、他の音を発音するよりも少し複雑な動きが必要になるからです。
例えば、カ行を発音するためには喉と鼻の境目にある粘膜(口蓋)を瞬時に動かす必要がありますが、目では見えにくい場所にあり、食事では自然に動いているのですが、発声の際に粘膜を動かすことを知らない、獲得していないため、なかなか発音出来ません。
(舌先は見えやすく、舌ばかり動き「た」の発音になりがち)
また、発音自体が問題なくても、全体的に聞き取りにくい、ぼそぼそした話し方に聞こえるというお悩みもいただきます。
そのため、池袋教室では、保護者のご希望やお子さんの年齢に考慮しながら、以下の取り組みを行っています。
【主に口周りや顔全体を動かす内容】
①初級
お口を大きく開け閉め
楽しくおしゃべりする(自然に口や舌が動くので取り入れやすいです)
ティッシュやシャボン玉(職員が作ったもの)を吹く
的当てや軽いピンポン玉等を直接お口で吹く
②中級→口の周りをすぼめる、口輪筋を調節する、呼吸を調節する
ストローで吹いて的当てを倒す
吹き戻し(ピロピロ)を吹く
うたを歌う(メロディーに合わせることで呼吸の長短の調節にもなります)
③上級
文の復唱や絵本の音読(年中~年長以上)
【主に舌を動かす内容】
①初級→前後方向
大人のマネっこ、あっかんベーの動き
②中級→左右方向、唇全体を舐め回す
大人のマネっこ、鏡を見たりしながら
③上級→舌で上唇を舐める、上歯茎の裏を舐める
サ行タ行ラ行の音を作る土台になります。(年中目安)
大人のマネっこ、口を半開きにして舌で上の歯を舐めてもらう
ストローの先を舌先で舐めてもらう
(唇の外1㎝ぐらいの位置でストローをタッチ!上方向でなくてOK。
まずは、思った場所にコントロールして動かしていく練習です。
舌を左右方向に動かすことにも取り入れられます。)
ストローを上歯茎と舌ではさむ(サ行の音を作る、年長目安)
④舌を、現在動かせる方向に出し数秒止める、を繰り返すことで舌全体の筋力アップにもなります。
【主に喉の奥(口蓋)を動かす内容】
うがい(カ行ガ行の音を作る。実際のお水を使うことは難しいので教室では行っておりません。)
教室では、少し上を向いてもらい「がらがら~ぺっ」のマネっこの練習をしています。
【ご自宅で取り組み可能な内容】
少し固い食品をよく噛んで食べてもらう(年齢に合った範囲で)
棒付き飴を舐める(舌先で繰り返し舐める、を促してみてください)
ソフトクリームを食べる(舌先で舐める)
鏡の前で「べろべろバー」や変顔を一緒にやりマネしてもらう(^^♪
もしご自宅で取り組む場合は、お子さんの意思を尊重しながら、
無理ない範囲で親子で一緒に取り組んでみてください。
うまくできていなくても、取り組めたことを褒めていただけたらと思います。
写真は、教室で使用しているアイテムです。
その他、お子さまのことで何か少しでも気になることやご心配なことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。職員一同心よりお待ちしています♪
てらぴぁぽけっと池袋教室
03‐5810‐3211
口腔運動や発音の取り組み☆
教室の毎日
24/10/29 11:34