約15年以上、児童や障がい福祉に関わってきた中で様々な法改定や勉強会、研修や通じて、いろんなことを学んできました。
もちろんどれも根拠や統計に基づいて発信していることなので、とても勉強になることばかりでした。
ただ、私自身が常に意識をして心がけているのは、
そのような知識や情報を取り入れる際は
0か100かではなくて、バランスがとても大事だということです。
今やSNSをはじめ色んな情報が手軽にゲットできる時代です。
そこで聞いたり知った情報を素直に取り入れることはいいことではある一方で、それにばかり頼り依存してしまうケースというのも少なくありません。
例えば、子育てなどにおいても
(怒るではなく叱る。たくさん褒めて育てましょう)
などという言葉をよく目にも耳にもします。
それは解釈の仕方によれば、
怒ることがダメ。褒めないダメ。という風に捉えてしまう可能性もあります。
※実際に過去に関わった保護者の方で、怒ることがいけないことだとインプットし過ぎてしまい、自分を責めすぎてしまったということもありました。
果たして本当にそうでしょうか。
私は今は三姉妹の父親もしています。
もしかしたら、周りからみれば厳しいぐらいかもしれませんが怒るべき時はしっかり怒るようにしています。
怒るのは本当にいけない?
褒めることばかりがいい??
ダメなところより良いところを伸ばしましょう!?
もちろん(確かに!)と思うことも多々ありますが、
私たちがみてあげないといけないのは、
ここではない未来や将来に、
その子が本当に今のままでやっていけるのか!どうか、ということのような気もします。
今多くのケースで起きているのは、
(怒らないではなく、怒れない)
(褒めたいではなく、褒めないといけない)
こんな義務化されたような関わりでは、親子はもとより、私たちのような大切なお子様をお預かりする環境においてしっかりとした関係性を作ることはとても難しいです。
もちろん怒ればいい!とか、褒めてばかりではだめ!ということではなく、タイミングや褒め方、そして何よりもバランスが大切ではないかと考えます。
子どもたちの大切な学齢期に関わる大人として、嘘や偽りがなく、責任と覚悟を持った関わりをしたいと思います。
幸いAllrightにきている子どもたちは純粋なままに目をキラキラと光らせて、学校の疲れもある中とは思いますが、元気いっぱいに毎日帰ってきてくれます!
その光輝く目をずっと持っていけるようにこれからも全力でサポートしたいと思います。
※余談ではありますが、私自身は様々な参考書や情報を調べたりする際には、うまくいった成功例よりも、失敗例を読み込むようにしています。
これは、ある方から教えて頂きましたが、
【成功というのは偶然がある。ただ失敗というのは必然だ!】ということです。
つまり、成功例から学ぶより、失敗例から学ぶ方がより活かされるということです。~ちょっとした余談でした(^^♪~
Allright仲町台
代表 島壽一成
17.バランスの大切さ
教室の毎日
24/04/12 11:10