駐車場へ向かう途中、ふと足を止めた男の子。
目の前に広がる花壇の中で、赤や黄色の花が風に揺れていました。
普段は「咲いてるなぁ」とちらりと見るくらいで、通り過ぎることが多かったのですが。
今日はじっと、じっと花を見つめていました。
そして、「これ、ママにあげようかな」
誰に言うでもなく、つぶやいたその声は、とても優しくて、
一輪の花に心を動かされたその瞬間が、とても美しく感じられました。
花の名前を知らなくても、水やりの意味がまだ分からなくても、「誰かに喜んでほしい」という気持ちは、ちゃんと育っているんだなと感じさせられた出来事でした。
こうした日常の中の“ちいさな気づき”が、子どもたちの心の中に、優しさの芽を育てていくのかもしれません。
ママにあげようかな🌸
教室の毎日
25/06/14 12:17
