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【児童発達支援・放課後等デイサービス】発達支援Labo ランプのブログ一覧

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第19回「抽象的玩具の定義と具体的玩具との違い」

療育の深み
こんにちは、発達支援Laboランプです。
ここでは、定期的に療育支援に関連するテーマについて、理論的な背景と合わせて発信をしています。
今回のテーマは「抽象的玩具の定義と具体的玩具との違い」です。

1,抽象的玩具の定義と具体的玩具との違い
 子どもたちの手に渡る多くの玩具は、その形や役割がはっきりしています。たとえば、動物の形をしたぬいぐるみや、特定のキャラクターのアクションフィギュアなどがそれにあたります。これらは、「具体的な玩具」と呼ぶことができるでしょう。
 一方で、ブロックや粘土、シンプルな木製の玩具など、形や使い方が定められていない「抽象的玩具」は、子どもたちに無限の可能性を秘めた遊びの世界を提供します。これらの玩具は、使用する子ども、場面によってその機能や物語が変わることができます。

2,想像力と創造性の促進
 抽象的玩具は、子どもたちの発達において重要な役割を果たします。具体的な玩具が与えられたストーリーの再現を促す一方で、抽象的な玩具は子ども自身が創造者となります。この自由な創造活動は、想像力のみならず、創造性や問題解決能力の向上に寄与し、多様な視点から物事を見る力を養うことができます。たとえば、単純な形の木製ブロックは、ある日には「お城」であり、別の日には「宇宙船」に変わるかもしれません。

3,親や支援者の役割
 この自由な遊びをサポートするためには、親や教育者の積極的な関与が求められます。抽象的玩具を使った遊びを見守りつつ、子どもが新しいアイディアや遊び方を思いつけるよう、質問を投げかけたり、さりげなく提案をすることが効果的です。「それは何に見える?」や「ほかに何に使えると思う?といった問いかけは、子どもの創造力を刺激し、物事を多角的に考える訓練にもなります。また、遊びの中で子どもが直面する小さな「問題」に対して、自ら解決策を見つける機会を提供することで、自立心や創造力を育てることができるでしょう。

抽象的玩具は、形や用途が定まらない分だけ、子どもたちの可能性を拡げる素晴らしいツールとなり得ます。親や教育者がこれを理解し、適切に関与することで、子どもたちは最大限創造性や想像力を発揮することができるのではないでしょうか。

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