「服や靴下を裏返す」「干す」「たたむ」といった活動に取り組みました。
この活動のねらいは、“身辺自立”。
就学を控えたお子さまたちにとって、「体操着に着替える」「脱いだ服を自分でたたむ」といった動作は、学校生活をスムーズに過ごすための大切なステップです。
まずは、脱いだ服や靴下を裏返すことからスタート。これは一見シンプルに見えますが、指先を使った細かい動きや、物の構造を理解する力が必要な作業です。できないお子様がほとんどです。
洗濯ばさみを使って服を干す場面では、指先の巧緻性や手首・腕の使い方も意識しながら、「どうすればうまくできるかな?」と考える姿が見られました。
そして最後は、自分でたたんでお片づけ。形をそろえる、折り目を意識する、置く位置を考えるなど一連の流れの中で、お子さまたちは集中して取り組み、自分なりのやり方で工夫していました。
最後に「いちご狩りゲーム」で遊びながら「つまむ」動作の獲得です。
「自分でできた!」という達成感と成功体験は、お子さまの意欲を引き出し、「もっとやってみたい」という気持ちにつながっていきます。
活動を通して育つのは、単に動作の習得だけでなく体の使い方、指先の器用さ、工夫する力、自信を持って行動する心…これらすべてが、将来の「できる」につながる力として、お子さまの中にしっかり根づいていきます。
当事業所では、こうした日常の中の小さな「できた!」を大切にしながら、ひとりひとりのペースに合わせて支援を行っています。
「うちの子にも、こんな経験をさせたい」
「就学に向けて、安心して準備を進めたい」
そう感じていただけるよう、これからも楽しみながら丁寧に支援していきたいと思います。
~自分でできた!の積み重ね~
教室の毎日
25/05/15 14:10
