一日は、ただ予定をこなすだけで終わることもあります。でも本当は、朝に体を起こし、昼に人と関わり、夕方前に自分の歩いた距離を確かめるだけで、少しずつ「自分はどこへ向かいたいのか」が見えてくることがあります。ラフ大の一日は、特別なことをしているようでいて、実はとても大切な「当たり前」を、もう一度自分のものにしていく時間です。
当たり前を、当たり前にできるようになる場所
ラフ大の一日は、月曜日から金曜日まで、朝10時から15時までの時間で進んでいきます。
この時間の中で大切にしているのは、単にカリキュラムをこなすことではありません。心と体と脳を少しずつ起こし、自分の状態を知り、人との関わりの中で自分を見つめ、最後に一日の歩みを振り返ることです。
一見すると、シンプルな流れです。
でも、そのシンプルさの中にこそ、日々の生活や就労に向かうための大事な土台があります。
朝10時に来たら、まず一時間、しっかり体を動かします。ダンスをしたり、演劇をしたりして、心と体と脳を目覚めさせていきます。
いきなり机に向かうのではなく、まず体から入る。
これはとても大切なことだと思っています。体が動き出すと、少しずつ気持ちも動き始めます。固まっていたものがほどけて、呼吸が入り、自律神経もすっと整っていく。
その状態になってから、次の時間に入っていきます。
11時頃からは、小休止を挟んで、40分ほど頭を使う内容に取り組みます。その日のタスク管理をしたり、簡単な生活訓練をしたり、就労移行の方であればタイピングなどにも取り組みます。
せっかく脳が活性化されている時間です。
だからこそ、長く詰め込むのではなく、短い時間でぎゅっと集中する。今の自分に必要なことを、無理なく、でも確実に積み重ねていきます。
そして12時から13時は、お昼休憩です。
外に食べに行ってもいい。スタッフや仲間と楽しく話しながらご飯を食べてもいい。静養室でゆっくり過ごしてもいい。
この時間も、ただの休憩ではありません。
自分がどう過ごすと落ち着くのか。人と話したい日なのか、ひとりで休みたい日なのか。そういう小さな選択も、自分を知るための大事な手がかりになります。
午後1時からは、切り替えて、その日のメインメニューに入ります。
内容は曜日によっても変わりますし、その人その人の支援計画によっても変わります。資格取得を目指している方であれば、資格に向けた傾向と対策のトレーニングや、座学に取り組むこともあります。
また、トークスキルやディスカッションの時間を設けることもあります。
自分の意見を言う。相手の意見を聞く。相手の言葉を受け止めながら、自分の考えも整理していく。
これは簡単なようで、実はとても深いトレーニングです。
ラフ大では、そこに演劇を取り入れています。演劇を通して、自分とは違う立場や感情に触れる。自分の見え方を知る。相手の反応を感じる。
ただ「自己理解を深めましょう」と話すだけでは、なかなか自分のことは見えてきません。
でも具体的な場面や役割があると、そこに自分を照らし合わせることができます。少し距離を置いて、自分を客観的に見ることができるようになります。
自己理解は、自分の内側だけを見つめていても深まりにくいものです。
演劇は、俯瞰的に物事を考える力や、客観的に自分を見る力を育てるのにとても適しています。
そして、自己理解と同じくらい大切なのが、他己理解です。
相手のことをちゃんと受容する。自分のこともちゃんと受容する。
その両方があって初めて、「では、自分には何ができるんだろう」と考えられるようになります。自分だけを責めるのでもなく、相手に合わせすぎるのでもなく、自分と他者のあいだで、現実的な一歩を探していく。
そのプロセスを、支援員さんたちと一緒に進めていきます。
午後のメインメニューが終わると、少し休憩を挟みます。そして最後の30分ほど、14時15分から14時45分くらいまでは、その日の振り返りをします。
今日はどこまでできたのか。
自分の目標はどこにあるのか。
どの道に進んでいきたいのか。
それを支援員さんと一緒に話し合います。
「今日はここまでできた」
「私の目標はこれだ」
「次回はこれができるようにしていこう」
「最終的には、ここを目指して頑張ろう」
こうして一日の終わりに、目標達成の確認を都度振り返ることで、次の日につなげていきます。
これは、ラフ大だけの話ではありません。仕事でも同じです。
朝、その日のリストを整理する。タスクをこなしていく。途中で新しいタスクも入ってくる。そして帰る前に、今日どこまでできたのか、明日は何をやるのかを確認する。
とても当たり前のことです。
でも、その当たり前を、当たり前にやることが難しい。
だからこそ、練習する意味があります。
当たり前を当たり前にやることは、簡単ではありません。だからそこには、いつも伸びしろがあります。
ラフ大の一日は、特別な才能を見つけるためだけの時間ではありません。自分のリズムを知り、人との関わり方を学び、目標を確認しながら、毎日の小さな積み重ねを取り戻していく時間です。
朝、体を動かす。
昼、人と関わる。
午後、自分と向き合う。
最後に、今日の自分を振り返る。
その繰り返しの中で、少しずつ「できた」が増えていきます。そしてその「できた」は、やがて生活の自信になり、働く力になり、自分の未来を選ぶ力になっていく。
当たり前を、当たり前に。
難しいけれど、だからこそ、伸びしろしかないのだと思います。
当たり前を、当たり前にできるようになる場所
ラフ大の一日は、月曜日から金曜日まで、朝10時から15時までの時間で進んでいきます。
この時間の中で大切にしているのは、単にカリキュラムをこなすことではありません。心と体と脳を少しずつ起こし、自分の状態を知り、人との関わりの中で自分を見つめ、最後に一日の歩みを振り返ることです。
一見すると、シンプルな流れです。
でも、そのシンプルさの中にこそ、日々の生活や就労に向かうための大事な土台があります。
朝10時に来たら、まず一時間、しっかり体を動かします。ダンスをしたり、演劇をしたりして、心と体と脳を目覚めさせていきます。
いきなり机に向かうのではなく、まず体から入る。
これはとても大切なことだと思っています。体が動き出すと、少しずつ気持ちも動き始めます。固まっていたものがほどけて、呼吸が入り、自律神経もすっと整っていく。
その状態になってから、次の時間に入っていきます。
11時頃からは、小休止を挟んで、40分ほど頭を使う内容に取り組みます。その日のタスク管理をしたり、簡単な生活訓練をしたり、就労移行の方であればタイピングなどにも取り組みます。
せっかく脳が活性化されている時間です。
だからこそ、長く詰め込むのではなく、短い時間でぎゅっと集中する。今の自分に必要なことを、無理なく、でも確実に積み重ねていきます。
そして12時から13時は、お昼休憩です。
外に食べに行ってもいい。スタッフや仲間と楽しく話しながらご飯を食べてもいい。静養室でゆっくり過ごしてもいい。
この時間も、ただの休憩ではありません。
自分がどう過ごすと落ち着くのか。人と話したい日なのか、ひとりで休みたい日なのか。そういう小さな選択も、自分を知るための大事な手がかりになります。
午後1時からは、切り替えて、その日のメインメニューに入ります。
内容は曜日によっても変わりますし、その人その人の支援計画によっても変わります。資格取得を目指している方であれば、資格に向けた傾向と対策のトレーニングや、座学に取り組むこともあります。
また、トークスキルやディスカッションの時間を設けることもあります。
自分の意見を言う。相手の意見を聞く。相手の言葉を受け止めながら、自分の考えも整理していく。
これは簡単なようで、実はとても深いトレーニングです。
ラフ大では、そこに演劇を取り入れています。演劇を通して、自分とは違う立場や感情に触れる。自分の見え方を知る。相手の反応を感じる。
ただ「自己理解を深めましょう」と話すだけでは、なかなか自分のことは見えてきません。
でも具体的な場面や役割があると、そこに自分を照らし合わせることができます。少し距離を置いて、自分を客観的に見ることができるようになります。
自己理解は、自分の内側だけを見つめていても深まりにくいものです。
演劇は、俯瞰的に物事を考える力や、客観的に自分を見る力を育てるのにとても適しています。
そして、自己理解と同じくらい大切なのが、他己理解です。
相手のことをちゃんと受容する。自分のこともちゃんと受容する。
その両方があって初めて、「では、自分には何ができるんだろう」と考えられるようになります。自分だけを責めるのでもなく、相手に合わせすぎるのでもなく、自分と他者のあいだで、現実的な一歩を探していく。
そのプロセスを、支援員さんたちと一緒に進めていきます。
午後のメインメニューが終わると、少し休憩を挟みます。そして最後の30分ほど、14時15分から14時45分くらいまでは、その日の振り返りをします。
今日はどこまでできたのか。
自分の目標はどこにあるのか。
どの道に進んでいきたいのか。
それを支援員さんと一緒に話し合います。
「今日はここまでできた」
「私の目標はこれだ」
「次回はこれができるようにしていこう」
「最終的には、ここを目指して頑張ろう」
こうして一日の終わりに、目標達成の確認を都度振り返ることで、次の日につなげていきます。
これは、ラフ大だけの話ではありません。仕事でも同じです。
朝、その日のリストを整理する。タスクをこなしていく。途中で新しいタスクも入ってくる。そして帰る前に、今日どこまでできたのか、明日は何をやるのかを確認する。
とても当たり前のことです。
でも、その当たり前を、当たり前にやることが難しい。
だからこそ、練習する意味があります。
当たり前を当たり前にやることは、簡単ではありません。だからそこには、いつも伸びしろがあります。
ラフ大の一日は、特別な才能を見つけるためだけの時間ではありません。自分のリズムを知り、人との関わり方を学び、目標を確認しながら、毎日の小さな積み重ねを取り戻していく時間です。
朝、体を動かす。
昼、人と関わる。
午後、自分と向き合う。
最後に、今日の自分を振り返る。
その繰り返しの中で、少しずつ「できた」が増えていきます。そしてその「できた」は、やがて生活の自信になり、働く力になり、自分の未来を選ぶ力になっていく。
当たり前を、当たり前に。
難しいけれど、だからこそ、伸びしろしかないのだと思います。