国語の教科書を読むことが難しく、困っているお子さんに接したことがあります。
スタッフみんなで「区切りを入れたらどうかな?」「段落ごとに色を変えたらどうかな?」「リーディングルーラーを使ってみるのは?」「文字の大きさを変えると読みやすくなる?」と、試行錯誤を繰り返しました。
それでも、なかなか読めるようになりませんでした。
すると、一人のスタッフが「横書きにしてみよう!」と国語の文章を横書きにタイピングし直してみたのです。
療育の時間、その子がスラスラと文章を読む声が!
スタッフも子どもも、みんなで大喜びしました。
どうやら、目の縦方向の動きがうまくいかず、段落を飛ばしたり、読みづらさを感じたりしていたようでした。
その後は、医師に相談しながらビジョントレーニングも開始しました。
こんなふうに、意外なところに解決の道があることもあります。
みんなで集まり、その子のために一生懸命考え、喜びを分かち合えること。それが、私たちが大切にしたい「療育の喜び」です。
子どもたちが自分の可能性に気づき、「できた!」という成功体験を積み重ねられる、そんな事業所でありたいと思います。
☘今日は、真面目な療育のお話☘
教室の毎日
25/05/14 18:33