保護者の方から「うちの子、落ち着きがなくて…」や、「ジッとしていられなくて困っていて…」といった相談を受けることがよくあります。
また、ちょっとびっくりされるかもしれませんが、当の本人であるお子さまより「朝の会にね、みんな座ってるんだけど、どうしても帽子を上に投げたくなったりするの。」とか、「ダメって分かってるんだけど、傘を持ってたら穴に入れたくなるの。だから壊れて怒られちゃう…。」との悩みを打ち明けられることがあります。
これは、どちらも小学校の1年生の悩みです。子どもだって悩んでいて、怒られたくはないですよね。
傘を毎回壊してしまうと悩んでいた子は、「学校好きだけどね、雨の日は学校にいかないことにする。」という結論を出してきました。話し合いの末、カッパを着て登校することになりました。
帽子のお子さんとは、一緒に『落ち着くもの』探しをすることになりました。
柔らかく、ムニュムニュした感触が好きなお子さんで、ポケットにソッと握りしめられる小さな柔らかい感触のボールを入れて登校することになりました。
学校に関係のないものを持って行ってはいけないルールもある為、配慮しなければいけないですが…。
例えば、別の子は「ツルツルした石を触ると落ち着く」と気づき、とても嬉しそうに報告してくれました。さらに「先生にもあげるね。落ち着くよ!」と私に一つ分けてくれたことも…。
嬉しかったのですが、「私が落ち着きがないと思われているのでは…?」と心の中でクスッとしてしまいました。
「ぐるぐる回るものを見ると落ち着く」と話す子どももいるため、ハンドスピナーが役立つこともあります。
子どもによって「安心するもの」は異なります。
だからこそ、 「衝動を抑える方法をどうしたらいい?」 と悩んでいる方には、ぜひ一度「落ち着くもの探し」をしてみることをおすすめします。
探す過程も楽しめますし、見つけたときには一緒に喜ぶこともできます。子どもたちと笑顔で、共に成長できる時間を作っていけたら素敵ですね。
ちょっとした療育のヒントでした。。。
よく聞かれること・・・。
教室の毎日
25/05/28 14:42