7月1日にオープンしたばかりのCocona。今回は、記念すべき最初の利用児となった2歳のA君の、9月からの2ヶ月間の成長をご紹介したいと思います。
1. はじめてのCocona。大好きな遊びに夢中だった頃
初めてCoconaに来てくれた頃のA君は、お名前を呼んでもすぐには反応せず、おままごとの食べ物を包丁で切ったり、数字のブロックや型はめなど、大好きな遊びを自分のペースで楽しんでいました。大人と一緒に遊ぶよりも、自分の興味のあることに夢中になる姿が印象的でした。
集まりの時間になっても、なかなかその場にとどまることは難しく、パーテーションの向こう側に興味を持って移動しようとすることもありました。
まだ2歳。みんなで集まることの意味や、集団で活動する楽しさを感じるには、それぞれのタイミングもあります。無理をせずに、A君の世界をちょっぴり広げてあげたいな。と思っていました。
2. 「集まりって楽しい!」と思える経験を
私たちは、ただ座ることを目標にするのではなく、まずは「集まりって何をするんだろう?」「楽しいことって、何だろう?」と、周りの様子に興味を持つことから始めたいと考えました。
集まりに参加することで、自分ひとりの遊びの中では出会えなかった楽しさや、人と一緒に過ごすことで広がる世界を知ってほしい。そんな思いで関わってきました。
そして、3回目の集まりの日。
A君は、お気に入りのおもちゃと一緒に、椅子に座ることができました。
まずは座ってみる。そこから、音楽紙芝居や先生たちの様子を眺める。何をしているのかを知る。
そんな経験を重ねるうちに、少しずつ集まりの時間を楽しめるようになり、やがてテーブルにおもちゃがなくても自分から着席し、集まりが終わるまで座っていられるようになりました。
さらに、職員がお手本となって隣で一緒に活動することで、素敵な変化が見られるようになりました。
お名前を呼ばれると、お手本の職員と同じようにお返事をしてみたり、近くにいる職員の顔を見て「お返事したよ!」と伝えるようなアイコンタクトを送ってくれたり。
簡単な歌も一緒に歌うようになり、見るだけだった集まりから、自分も参加する集まりへと変わっていきました。
3. 自分の番を楽しみに待つ姿へ
そして、もうひとつ大きな変化がありました。それは「順番を待つ」ということです。
2歳の子どもにとって、自分の番が来るまで待つことは決して簡単なことではありません。
そこで、遊びの中で職員が「先生が1番、次はA君だよ」と、順番を目に見える形で繰り返し伝えていきました。
ちょうどその頃、お母さまから通所回数を増やしたいというお申し出がありました。回数が増えたことで経験が積み重なり、約1か月後には、集まりの中で自分の順番を待ち、お名前を呼ばれると前に出て活動に参加することを理解して、行動する姿が見られるようになったのです。
最初は集まりの場から離れようとしていたA君が、今では自分の番を楽しみに待ち、呼ばれると元気に前に出てくる。この変化を職員みんなで喜び合いました。
4. Coconaでの経験が、保育園での生活にも
もちろん、子どもの育ちは一人ひとり違います。誰もが同じような経過をたどるわけではありません。
今回のA君の成長も、A君自身の成長のタイミング、興味や意欲、職員との関わり、そして何より保護者の方が安心してCoconaに送り出してくださったことなど、さまざまな温かい要素が重なって生まれたものだと感じています。
私たちは、子どもの成長を数字や結果だけで捉えたくありません。
「昨日まで興味を示さなかったことに目を向けた」「先生の顔を見てくれた」「自分から参加してみた」——そんな一つひとつの姿こそ、私たちが一番大切にしたい育ちです。
そして今回、とても嬉しいご報告がありました。
A君のこうした変化がCoconaの中だけにとどまらず、併行して通っている保育園での生活にも広がっていると、担任の先生からお話をいただいたのです。
Coconaで経験したことが、いつもの生活の中でもしっかり生かされている。これほど嬉しいことはありません。
5. 小さな一歩を、これからも一緒に
子どもたちは、これからも成長する中でさまざまな課題に出会います。その時々の姿を丁寧に受け止め、一人ひとりに合った関わりを考えながら、一緒に歩んでいきたいと思っています。
大好きな遊びを楽しみながら、自分らしくのびのびと過ごすこと。そして、人と関わる楽しさや、集団の中だからこそ出会える経験を少しずつ重ねていくこと。その積み重ねが、子どもたちの世界を大きく広げていくのだと思います。
これからもCoconaは、一人ひとりの小さな一歩を大切にしながら、子どもたちの世界が少しずつ広がっていく瞬間を、保護者の皆さまと一緒に喜び合える場所でありたいと思っています。
私たちにこの経験をさせてくれた、A君と保護者に心から感謝しています。
1. はじめてのCocona。大好きな遊びに夢中だった頃
初めてCoconaに来てくれた頃のA君は、お名前を呼んでもすぐには反応せず、おままごとの食べ物を包丁で切ったり、数字のブロックや型はめなど、大好きな遊びを自分のペースで楽しんでいました。大人と一緒に遊ぶよりも、自分の興味のあることに夢中になる姿が印象的でした。
集まりの時間になっても、なかなかその場にとどまることは難しく、パーテーションの向こう側に興味を持って移動しようとすることもありました。
まだ2歳。みんなで集まることの意味や、集団で活動する楽しさを感じるには、それぞれのタイミングもあります。無理をせずに、A君の世界をちょっぴり広げてあげたいな。と思っていました。
2. 「集まりって楽しい!」と思える経験を
私たちは、ただ座ることを目標にするのではなく、まずは「集まりって何をするんだろう?」「楽しいことって、何だろう?」と、周りの様子に興味を持つことから始めたいと考えました。
集まりに参加することで、自分ひとりの遊びの中では出会えなかった楽しさや、人と一緒に過ごすことで広がる世界を知ってほしい。そんな思いで関わってきました。
そして、3回目の集まりの日。
A君は、お気に入りのおもちゃと一緒に、椅子に座ることができました。
まずは座ってみる。そこから、音楽紙芝居や先生たちの様子を眺める。何をしているのかを知る。
そんな経験を重ねるうちに、少しずつ集まりの時間を楽しめるようになり、やがてテーブルにおもちゃがなくても自分から着席し、集まりが終わるまで座っていられるようになりました。
さらに、職員がお手本となって隣で一緒に活動することで、素敵な変化が見られるようになりました。
お名前を呼ばれると、お手本の職員と同じようにお返事をしてみたり、近くにいる職員の顔を見て「お返事したよ!」と伝えるようなアイコンタクトを送ってくれたり。
簡単な歌も一緒に歌うようになり、見るだけだった集まりから、自分も参加する集まりへと変わっていきました。
3. 自分の番を楽しみに待つ姿へ
そして、もうひとつ大きな変化がありました。それは「順番を待つ」ということです。
2歳の子どもにとって、自分の番が来るまで待つことは決して簡単なことではありません。
そこで、遊びの中で職員が「先生が1番、次はA君だよ」と、順番を目に見える形で繰り返し伝えていきました。
ちょうどその頃、お母さまから通所回数を増やしたいというお申し出がありました。回数が増えたことで経験が積み重なり、約1か月後には、集まりの中で自分の順番を待ち、お名前を呼ばれると前に出て活動に参加することを理解して、行動する姿が見られるようになったのです。
最初は集まりの場から離れようとしていたA君が、今では自分の番を楽しみに待ち、呼ばれると元気に前に出てくる。この変化を職員みんなで喜び合いました。
4. Coconaでの経験が、保育園での生活にも
もちろん、子どもの育ちは一人ひとり違います。誰もが同じような経過をたどるわけではありません。
今回のA君の成長も、A君自身の成長のタイミング、興味や意欲、職員との関わり、そして何より保護者の方が安心してCoconaに送り出してくださったことなど、さまざまな温かい要素が重なって生まれたものだと感じています。
私たちは、子どもの成長を数字や結果だけで捉えたくありません。
「昨日まで興味を示さなかったことに目を向けた」「先生の顔を見てくれた」「自分から参加してみた」——そんな一つひとつの姿こそ、私たちが一番大切にしたい育ちです。
そして今回、とても嬉しいご報告がありました。
A君のこうした変化がCoconaの中だけにとどまらず、併行して通っている保育園での生活にも広がっていると、担任の先生からお話をいただいたのです。
Coconaで経験したことが、いつもの生活の中でもしっかり生かされている。これほど嬉しいことはありません。
5. 小さな一歩を、これからも一緒に
子どもたちは、これからも成長する中でさまざまな課題に出会います。その時々の姿を丁寧に受け止め、一人ひとりに合った関わりを考えながら、一緒に歩んでいきたいと思っています。
大好きな遊びを楽しみながら、自分らしくのびのびと過ごすこと。そして、人と関わる楽しさや、集団の中だからこそ出会える経験を少しずつ重ねていくこと。その積み重ねが、子どもたちの世界を大きく広げていくのだと思います。
これからもCoconaは、一人ひとりの小さな一歩を大切にしながら、子どもたちの世界が少しずつ広がっていく瞬間を、保護者の皆さまと一緒に喜び合える場所でありたいと思っています。
私たちにこの経験をさせてくれた、A君と保護者に心から感謝しています。