こどもの描画は、自分の手の動きで線がつく(こすり絵)面白さに始まると言われますが、次第に、引っ掻くようなエネルギー感のある連続描き(掻画)に発展します。その後、器用さを伸ばして、ギザギザの角が取れたグルグル曲線
へと展開しますが、ここまでの子どもは、一つのことに注意が向くとそれで頭の中が満たってしまう時期です。
2歳に入り、「~と~」という2つのとらえ方ができるようになると、描きも、起点「と」~終点「と」をつないだ一重円を描くことができるようになり、あそび方や行動も、いままでと違うまとまりがでてきます。
3歳に入ると、2歳時期の「~と~」に、もう一つファクターを加えるように、一重の円の中に、複数の円や線を加え、想いを込めた色使いや命名などで個性ある描きを展開します。まるで、「三つ子の魂」の開花を楽しげに伝えているような描きです。
描きの楽しさ
教室の毎日
19/08/10 18:14