夏の風物詩?「おばけやしき」の「たからさがし」をしました。
宝物!と聞いて、片っ端からや当たりをつけた探りまで、それぞれの期待を行動に移すこどもたち。こうした期待あそびを楽しむ力はどのように身についていくのでしょう。
視野から消えたものへの記憶は、母親が自分から離れたのを感じて見回す時期(生後4月頃)に起源を発し、隠し布取り(6か月)、這い這いをとどまって振り返り、視野から去ったものが「あった!」と確認する10か月、隠れている「何か」への興味が旺盛に展開し期待の場所を探す1歳、…などのしぐさに記憶の成長過程を見ていくことができます。
力を蓄えた記憶のはたらきは、シンボルやことばの助けを借りて、予測や見通しという「見えるものだけに縛られない自由」を得て、左右の手に握り隠したおもちゃを当てる楽しさ(2歳)や、お話絵本を楽しむ(3歳)世界へと心の視野を広げます。こうした記憶とイメージの連綿としたうごきの中に、こどもたちがどのように力を発揮しているか発見することは、私たち支援者の「宝探し」でもあります。
見えないものを得る力
教室の毎日
19/08/20 14:39