教室に来ると、中学三年生の彼女は
今日も黙々と漢字検定の問題に取り組む。
7月に行われる漢字検定の合格を目指す。
ひと月前は漢字の難しさから、首をひねるばかりだった。
「先生、漢字全然読めない..........」
問題を解きながら、うなだれることもしばしば。
1か月後、日々の努力が成果が表れた。
読めなかった、書けなかった漢字が見るからに減っている。
模擬試験もあと一歩のところまできた。
「先生試験までもう少しだね。」
そう言った彼女の横顔は少し頼もしかった。
漢字検定に向けて
教室の毎日
20/06/16 22:05