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漢字を分解して覚える意義(運動の制御と運動企画)

手先が不器用。 漢字を書くのがしんどい。 なかなか覚えられない。 漢字を書くには、 意味の記憶、視覚の記憶、運動の記憶、運動を制御する力、運動を設計する力(運動企画)等々が関係しています。 そのうち、運動企画とは、 漢字を書く際に、 「こう動かして、次はどこに書いて・・・」等、 動かしかたを設計する力です。 しかし不器用だと、 書くことに大きな力を注がざるをえず、 運動企画にまわす余裕が少なくなってしまいます。 設計のイメージがないままに、行き当たりばったりだと、 覚えることはできても、「考えなくてもスラスラ書ける」ようになるまで大変な労力が求められます。 しかし、書くのが苦手であれば、くり返し書くのが一層の苦行。 覚えられないわけではないけど、それを乗りこえて覚えるまでに、継続できるかというのがつらいところです。 そこで、 『まんがとゴロで楽しく覚えて忘れない 小学漢字1026』 という本が役に立っています。 友という字であれば 「ナヌっと友がふりむく」というように、漢字を分解してゴロで覚えるというものです。 友は10画の漢字です。 10回も「次はどう書く?」と判断が必要です。 でもカタカナの「ナ」と「ヌ」なら、 判断は2回だけ。ぐっと楽になります。 負荷の量を減らせば、余裕ができ、 漢字の形を覚えたり、意味を理解したりすることに 力を回すことができます。 なんとか乗りこえられるように頑張っていこう!

教室の毎日
26/02/02 14:59 公開

寄り眼(輻輳(ふくそう))

「うちの子、読書は好きなんですけど、顔がすごく近いんですよね」 「読み終わると『疲れた〜』ってぐったりしてて…」 そんなふうに思ったことはありませんか? 実は、目を寄せる力=輻輳(ふくそう)がうまく働いていない可能性があります。 視力検査1.5で問題なくても、近くを見るための視線の調整に苦労しているケースがあったりあします。 実際にためしてみると、最初は寄っても2~3秒で「スー」っと正面にどってしまったりすることがよくあります。 「でも、集中してるし、読めてるから大丈夫でしょ?」 …そう思いますよね。 でも実は、「見えてる」のと「無理なく見続けられる」のは、まったく別の話です。 読むときに目を内側に寄せて、両目を協調させて焦点を合わせる力、それが輻輳です。 この力が弱いと、 • 文字がにじんだり • 読み飛ばしたり • 読むたびに疲れてしまったり まずは、指やペンを顔の前にゆっくり近づけて、ゆっくり放すという練習をしてみてください。 教室でも練習をしています。 時々、とても小さな字を親指にかき、顔の前において、「なんて書いてあるでしょう?」などクイズ形式でやってみたり。 「目を寄せる」という体験を、無理なく・楽しく・毎日ちょっとずつ。 たったそれだけで、 • 読む姿勢がラクになる • 集中が自然に続くようになる 見えているは、ゴールではない。 ラクに見られることが、学びのスタートラインです。

教室の毎日
26/01/20 20:35 公開

🌈発達サポートセミナーを開催しました!

先日、児童精神科医による発達サポートセミナーを開催しました! 今回はなんと、40名以上の方にご参加いただき、会場は活気あふれる雰囲気に☆ また、後援をいただいた市川市の市川市子ども部様、市川市議会議員石崎先生、市川市議会議員とくたけ先生がご参加くださいました! 同じ時間、子どもたちは別室でお正月あそび 皿回しやカルタ、お正月の折り紙などを楽しみながら、スタッフと一緒に過ごしてくれていました。 保護者の方も、安心してセミナーに集中できる時間になりました。 セミナーの話題の一つが「ほめ方」。 たとえば… 「すごいね!」 「えらいね!」 「3位でもすごい!」 よく使いますよね。でも実はこれ、 “結果”だけを見ているほめ方になりがちなんです。 そこでおすすめされたのが 行動をそのまま言葉にするほめ方 たとえば 「ちゃんと座って食べてるね」 「自分でおもちゃを片づけたね」 こう言われると、 子どもは「見てもらえてる!」「わかってもらえてる!」と感じて、 自然とやる気が育っていくそうです こんな風に具体例をあげてたくさんの子育てのヒントをお聞きすることができました! 参加された方からは… 「つい言ってしまう言葉に気づけた」 「自分が考えもしない言い方ばかりだった。家で実践してみたい。」 「家でさっそく試してみたい!」 など、うれしい感想がたくさん届きました! 子どもは、毎日のちょっとした声かけで大きく変わっていきます。 今回のセミナーが、 親子の時間がちょっと楽しく、ちょっとラクになる きっかけになれば嬉しいです これからも、こうした学びの場を大切に続けていきます!

伸栄学習会 浦安北栄教室/🌈発達サポートセミナーを開催しました!
研修会・講演会
26/01/14 20:47 公開

子どもに合った支援を考える:「継次処理」と「同時処理」

「何度教えても、どうも伝わらない」そんな経験はありませんか? 一生懸命に教えているのに、どうも子どもに響かない――。 その理由のひとつに、「子どもの認知処理スタイル(情報の受け取り方・整理のしかた)」とのズレがあるのかもしれません。 ●継次処理と同時処理――子どもの“学び方のスタイル 心理学や教育臨床の分野では、子どもの認知スタイルの違いとして以下の2つがよく知られています: ・継次処理が得意な子ども 情報を順番に一つずつ処理して理解するスタイル 言葉の説明や手順に沿った学習で力を発揮しやすい 一方で、図解や全体像をとらえる力が弱いこともあります ・同時処理が得意な子ども 情報を全体的に直感的に把握するスタイル 絵・図・空間の理解が得意な反面、順序のある説明が苦手なこともあります このスタイルの違いは、性格のような“個性”というより、脳の使い方の傾向と考えられます。 どちらが良い・悪いではなく、「違いがある」ということをまず受け止めることが出発点になります。 ■ つまずきは「スタイルのズレ」から? 子どもと接する中で「伝わらない」と感じたとき、 それは理解力や努力の問題ではなく、「伝え方がその子のスタイルに合っていないだけ」ということもあります。 たとえば── 絵で説明してもピンとこない子には、言葉で順を追って説明してみる 長い話に集中できない子には、まず全体のイメージを見せてから話し始める その子の「受け取りやすいチャンネル」に合わせて伝えることで、学びはずっと届きやすくなるように感じます。 ■ 教科別に見えてくる「スタイルの違い」 この認知スタイルの違いは、教科や単元の中ではっきりと現れてきます。 国語 継次処理型:音読や語句の意味、段落構成など「順序」に強い 同時処理型:文章の“全体の意味”を直感的に把握するが、設問の根拠をたどるのは苦手なことも 同時処理型の子には、最初に「本文の構造」や「キーワード」を図にして見せるのも一案です。 算数 継次処理型:計算や式の手順を丁寧に進めるのが得意 同時処理型:図形や空間的な問題に強く、図を見て解くタイプ 継次処理型の子には、図形の問題も言葉でステップを整理すると力が伸びやすくなります。 理科・社会 実験や因果関係は継次処理型が整理しやすい 地図や年表、グラフのような「俯瞰」は同時処理型に強みがあります 「理解しているのに、できない」子もいる 私たちはつい、「できていない=わかっていない」と思いがちです。 でも実際には、「理解しているのに、やり方が合っていないだけ」という子どもも少なくありません。 その子の“見え方・考え方”に少し寄り添ってみるだけで、 子どもの目がふっと明るくなる瞬間がある―― そんな体験をされた方も多いのではないでしょうか。 継次処理と同時処理という見方は、子ども一人ひとりがもつ「わかりやすい順路」を見つける手がかりになります。 もちろん、これですべてが説明できるわけではありません。 でも、「この子にはこの子の理解の道があるかもしれない」と考えること。 それが、支援や指導の“チューニング”を始める第一歩になるのではないかと思います。

教室の毎日
26/01/12 20:53 公開
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