【就労準備型】
以前就労準備型のプログラムにて、スリーヒントクイズというゲームを行いました。
設定した答えに関して3つのヒントを設定してもらい、他の人はそのヒントから答えを導き出します。
正しく答えを当ててもらえるとチャレンジ成功となります。
「たかがヒント付きクイズ」?
そんなことはありません。
うっかり適当にヒントを設定すると
🤔「果物です」「赤いです」「美味しいです」…じゃあリンゴだよね
😑えー、私はリンゴ嫌い、イチゴの方が美味しいでしょ
😣…正解は、ドラゴンフルーツでした…
と上手く当ててもらえません。
この課題で意識してもらうのは「客観性」と「想像力」です。
「美味しい」のような主観的なヒントは、考える人によって判断基準が分かれ得ます。
リンゴが美味しいという人もイチゴが美味しいという人もドラゴンフルーツが美味しいという人も、それぞれ間違いではありません。
間違いではありませんが、ドラゴンフルーツという正解を絞り出すには不適当なヒント設定となります。
また自分本位の思考ばかりでなく、相手の思考を想像する必要もあります。
🤔このヒントから、相手は何を想像するだろう?
🤔私の好きなアニメを問題にしたい、けど、相手はこの答え自体知っているかな?
出題者も回答者も、お互いに考えなければチャレンジ失敗してしまいます。
相手の思考が汲み取れないだけでなく、自分と相手では思考が違うこと自体の理解が弱い子もいます。
「気をつけようね」等の言葉一つで改善することは難しいですが、
ゲームを通して楽しむ中で、意識し注意しながら考える経験を積んでいってもらえたらと思います。
スリーヒントクイズ
教室の毎日
21/06/22 09:33