なぜその一言を?薬を服用をする娘2人に向けた親戚のことば
ライター:牧ひとみ
てんかんの慢性疾患がある娘2人は、発作を抑えるための抗てんかん薬と体調を整える漢方薬を服用しています。美味しくもない薬を頑張って飲んでいる姉妹に対して、身内からでた言葉は「かわいそう」でした。
毎日薬を飲む姉妹
我が家の娘2人(以後、姉妹と書きます)は、毎日抗てんかん薬と漢方薬を服用しています。
ただ姉妹はまだ幼く、毎日薬を飲む意味を完全には理解していません。
姉妹がしっかり理解できる年齢になってから、身内にも話そうと考えており、周囲のほとんどの人は病気や発達の事を知りません。薬を飲ませるときは、周囲に人がいない合間に済ませることもあります。
そんな中、事情をしっている親類の前で薬を飲んだとき、とある一言を言われました。
ただ姉妹はまだ幼く、毎日薬を飲む意味を完全には理解していません。
姉妹がしっかり理解できる年齢になってから、身内にも話そうと考えており、周囲のほとんどの人は病気や発達の事を知りません。薬を飲ませるときは、周囲に人がいない合間に済ませることもあります。
そんな中、事情をしっている親類の前で薬を飲んだとき、とある一言を言われました。
毎日薬を飲んで…
身内から発された言葉は、
毎日薬を飲んでかわいそうに。
確かにかわいそうです。
親である私も、姉妹をかわいそうだと思うこともあります。ただ、飲まないに越した事はなく、色々な気持ちを抱えながら、飲んでいるのです。
だからこそ
本人の前で言って欲しくなかったのです。
毎日薬を飲んでかわいそうに。
確かにかわいそうです。
親である私も、姉妹をかわいそうだと思うこともあります。ただ、飲まないに越した事はなく、色々な気持ちを抱えながら、飲んでいるのです。
だからこそ
本人の前で言って欲しくなかったのです。
今では薬は「お守り」に
正直、最初は私も毎日薬を飲ませる事に抵抗がありました。
でも迷っている間に姉妹の発作は増えていき、普段の生活すら安心できないのです。
だからこそ姉妹には、
頑張って飲んだね!
と、前向きな声かけをするように心掛けています。
何度も主治医と話し合って服用を決意しました。
姉妹に合う薬が見つかってからは発作が減っていき、今ではお薬は大切な「お守り」になっています。
身内だからといって、子どもの状況や親の気持ちを汲んで話してくれ、というのは少し難しいのかもしれません。
時間はかかりそうですが、ゆっくりと周囲の理解を得ていけたらと思っています。
そして、みなさんの周囲で服用をしているお子さんがいたら「毎日かわいそうね」ではなく「頑張ってるね」と、伝えてあげてほしいな、と願っています。
でも迷っている間に姉妹の発作は増えていき、普段の生活すら安心できないのです。
だからこそ姉妹には、
頑張って飲んだね!
と、前向きな声かけをするように心掛けています。
何度も主治医と話し合って服用を決意しました。
姉妹に合う薬が見つかってからは発作が減っていき、今ではお薬は大切な「お守り」になっています。
身内だからといって、子どもの状況や親の気持ちを汲んで話してくれ、というのは少し難しいのかもしれません。
時間はかかりそうですが、ゆっくりと周囲の理解を得ていけたらと思っています。
そして、みなさんの周囲で服用をしているお子さんがいたら「毎日かわいそうね」ではなく「頑張ってるね」と、伝えてあげてほしいな、と願っています。