火事場のバカ正直!犬猿の仲の先輩と遭遇したADHD息子が、思わずとった行動とは…!?
ライター:かなしろにゃんこ。
小さいときから「ごめんなさい」が言えない息子。中学生になっても、謝るということをほぼしない男子に成長してしまいました…。「自分が悪かった」と納得できないと折れることができず、頑固になってしまったのです。
でも、とある日…火事場で2年来犬猿の仲だった先輩と遭遇したことをきっかけに、大きなしこりが解消できたのです。
リュウ太、火事に遭遇する!
息子リュウ太が中学3年生のころのこと。目前に迫った受験に向けて塾通いしていた、冬のある夜のことです。
塾からの帰り道、住宅街から煙が立ち昇っているのを発見したリュウ太。「火事かな~?それともフライパンでも激しく焦がしたのかな~?」と眺めていると、突然ドカン!という爆発音が。その音とともに窓ガラスが割れ、勢いよく煙が噴き出してきたのです。
「火事だ!」リュウ太は慌てました。
塾からの帰り道、住宅街から煙が立ち昇っているのを発見したリュウ太。「火事かな~?それともフライパンでも激しく焦がしたのかな~?」と眺めていると、突然ドカン!という爆発音が。その音とともに窓ガラスが割れ、勢いよく煙が噴き出してきたのです。
「火事だ!」リュウ太は慌てました。
火事だ、通報しなきゃ!通報をお願いした高校生が、実は…
火事に遭遇したリュウ太。「通報しなくちゃ!」と思ったけれど、いつもは塾に持参している母の携帯電話を「今日に限って持ってねーしー(汗)」
「あわわわ…誰かに通報を頼まなきゃ」と辺りを見渡したものの、こんなときに限って夜の静かな住宅街には誰もおらず。
どうしよう…?とオタオタしていると、男子高校生が自転車でこちらに向かってくるのが見えました。「高校生なら携帯電話を持っているはず!」と考えたリュウ太は、「あのー、火事なんです!通報をお願いします!!」と頼みました。高校生は、火事に驚きながらも、すぐに消防署に通報してくれてました。
ところがです!その高校生をよく見ると、なんと一番会いたくなかったお人!テニス部の元部長ではないですか~。
「あわわわ…誰かに通報を頼まなきゃ」と辺りを見渡したものの、こんなときに限って夜の静かな住宅街には誰もおらず。
どうしよう…?とオタオタしていると、男子高校生が自転車でこちらに向かってくるのが見えました。「高校生なら携帯電話を持っているはず!」と考えたリュウ太は、「あのー、火事なんです!通報をお願いします!!」と頼みました。高校生は、火事に驚きながらも、すぐに消防署に通報してくれてました。
ところがです!その高校生をよく見ると、なんと一番会いたくなかったお人!テニス部の元部長ではないですか~。
犬猿の仲だった元部長に、2年越しの「すいませんでした」
中学1年生のころ、リュウ太はテニス部に入っていました。でも、根っからの怠惰野郎ですから、みんなが一生懸命に朝練に取り組んでいてもリュウ太だけは「寝坊」ということで朝練をサボり続け、3年生の部長からお叱りを受けることが、たびたびありました。
「仕方ないだろ、起きられなんだから」というのがリュウ太の言い分ですが、頑張っている子からしたら「テニスなめてんじゃねーぞ」という態度に他なりません。
「ワザと起きなかったわけではないのだから許される。ワザとじゃなかったらいいだろう!」という自分ルールがあるものですから、「真面目にやれ!」と説得する部長と、話がかみ合うわけもなく…。
しまいには「オレより少し早く生まれてきただけで威張らないでほしいね」と言い出すリュウ太…自由奔放すぎです。ちなみにこの自分ルールは、ADHDの特性というよりは、軽度の自閉スペクトラム症の特性からくるものではないかな~?と、母は思っています。
さらに、ADHDのリュウ太には「熱しやすく冷めやすい」という特性もあるので厄介です。テニス部に入ってみたものの、すぐ飽きてしまい、ヤル気がなくなっていたのでしょう。
中学2年生になる前にテニス部は退部してしまったし、部長も卒業してしまい、謝るきっかけも失ったまま約2年が経過していたのでした。
そんな時の火事場での再会…思いがけない場所、思いがけないシチュエーションで、逃げることもできない状態だったからか?「あのときはすいませんでした!」と頭を下げて謝ることができたのでした。
元部長の先輩は、リュウ太のことを覚えていたようですが、テニス部時代のことを引きずることなく、謝罪を受け入れてくれたそうです。
「仕方ないだろ、起きられなんだから」というのがリュウ太の言い分ですが、頑張っている子からしたら「テニスなめてんじゃねーぞ」という態度に他なりません。
「ワザと起きなかったわけではないのだから許される。ワザとじゃなかったらいいだろう!」という自分ルールがあるものですから、「真面目にやれ!」と説得する部長と、話がかみ合うわけもなく…。
しまいには「オレより少し早く生まれてきただけで威張らないでほしいね」と言い出すリュウ太…自由奔放すぎです。ちなみにこの自分ルールは、ADHDの特性というよりは、軽度の自閉スペクトラム症の特性からくるものではないかな~?と、母は思っています。
さらに、ADHDのリュウ太には「熱しやすく冷めやすい」という特性もあるので厄介です。テニス部に入ってみたものの、すぐ飽きてしまい、ヤル気がなくなっていたのでしょう。
中学2年生になる前にテニス部は退部してしまったし、部長も卒業してしまい、謝るきっかけも失ったまま約2年が経過していたのでした。
そんな時の火事場での再会…思いがけない場所、思いがけないシチュエーションで、逃げることもできない状態だったからか?「あのときはすいませんでした!」と頭を下げて謝ることができたのでした。
元部長の先輩は、リュウ太のことを覚えていたようですが、テニス部時代のことを引きずることなく、謝罪を受け入れてくれたそうです。