新生活!ADHDがある大学生の引っ越し、一人でできる?ADHDならではの苦手と対策を親子で確認!

ライター:発達ナビ編集部
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春は新生活が始まる季節。お子さんが進学や就職で一人暮らしを始める、という人も多いのではないでしょうか。一人暮らしを始めるうえでまず心配なのが、引っ越しに関連する手続き。転居届や生活インフラの契約、近隣住民へのあいさつなど、大人としての振る舞いが求められる場面がたくさんあります。

親元にいるときには経験したことがないことも多く、うまくできるか心配な一方、生活の事務管理をまとめて把握できるチャンスでもあります。注意事項、対策のポイントを理解して、独り立ちするお子さんの背中を押してあげましょう!

新生活は引っ越しの季節!「親子で一緒に事務手続き」のススメ

もうすぐ新年度。大学進学や就職をきっかけに子どもが親元を離れ、一人暮らしを始める家庭も多いでしょう。一人暮らしを始めるうえで欠かせないのはさまざまな事務作業の数々。細かい注意事項が多い契約や間違えてはいけない提出物など、注意力が必要とされる作業がたくさんあります。

親御さんはこれらの事務作業を子どもに任せるか、やってあげるか、迷うところでしょう。本人の自立のためには任せるべきだけれど、親心としてはトラブルの心配が勝ってしまい、結局全部やってあげてしまう、ということもあるのではないでしょうか。

確かに、特性がある子どもに重要な手続きを一任することは心配ですよね。でも、この機会は、子どもが生活インフラや住居環境についてまとめて把握できるチャンスでもあるのです。

例えば、生活インフラの手続きを親が全部やってしまうと、子どもはいざ自分で公共料金を支払うときにシステムの理解が足りておらず、トラブルに巻き込まれる場合もあるかもしれません。

子どもには何ができて、何ができないのか、そこを理解し、対策を打つことができれば、苦手なことにも前向きに取り組めるのではないでしょうか。次の章から、引っ越しに関連し起こる業務の中でADHDのある人がつまづきやすいポイントと、その対策をご紹介します。

引っ越し関連の手続き、ADHDならではのつまづきポイント

引っ越しに際して、やるべきことはたくさんあります。届出を出すことや、契約の更新、各種サービスの登録内容の変更など、どれも生活に重要なことばかりでミスや抜け漏れはできません。

これらの作業をこなしていくうえで、ADHDの特性ならではの困りごとが出てきます。忘れっぽさや注意力の弱さがある場合、事務作業にはどうしても苦手が生じてしまうのです

それでも、どこでつまづきうるのかをあらかじめ把握しておくことで対策が可能です。以下の項目を参考に、それぞれの特性を踏まえて、引っ越しの際に起こりそうな問題をあらかじめリストアップしておきましょう。

■忘れっぽい
・書類の提出期限を忘れてしまう
・各種申請に必要なものを忘れてしまう

■気が散りやすい
・片づけが終わらない
・書類の記入がなかなか進まない

■注意の持続性が弱い
・書類のミスが多い
・提出の抜け漏れがある

■感情や欲求のコントロールが難しい
・引っ越しに必要な資金が足りない
・引っ越しギリギリまで予定を入れてしまい、準備する時間が取れない

■優先順位が付けられない
・大事な手続きを後回しにしてしまう
・やることのスケジューリングができない

※上記は一例です。特性を踏まえて親子で注意すべき点をリストアップしてみましょう。

ADHDの引っ越し、苦手を知って上手に対策!

つまづくポイントが分かったら、対策を考えていきましょう。

■チェックリストをつかう
引っ越しの事務作業で難しいところは、細かい作業や必要なものがたくさんあるところです。あらかじめ、するべき契約や申請をリストアップし、それぞれの必要なものをひもづけた表を作ってみましょう。やるべきことを体系的に把握でき、頭の中を整理できるはずです。資金についても、何にどれくらいお金がかかるのかを書き出しておき、半年~1年前から貯金のスケジュールを立ててみるとよいでしょう。

引っ越しのやることリストは、引っ越し業者などがネットで公開しているので、そちらも参考にしてみてください。この記事では、日本マイクロソフトが無料で提供しているエクセルシートタイプのテンプレートをご紹介します。
引越し To Do リスト | 日本マイクロソフト「楽しもう Office」
https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13916
■カレンダーアプリを使う
・リマインダー機能で抜け漏れ防止
申請や契約をカレンダーアプリに記入しておくと、期日が近づいたときにリマインダーが教えてくれます。引っ越し3週間前、2週間前、前日、といった間隔で作業の進捗状況を確認する日を設定しておくと、全体の流れも把握しやすくなるでしょう。

・契約ごとの持ち物も記入し、忘れ物ゼロへ
契約や各種申請には、それぞれ持ち物が必要なことがあります。カレンダーアプリに予定を記入する際に、持ち物も書いておくことで、いつまでに何が必要かを把握し、リマインダーで知らせてもらうことができます。

・引っ越し前の忙しさ段階で色を分ける
カレンダーアプリに作業する時間を設定しておくと、そこに予定を入れてしまう心配も減ります。また、3週間前は緑、2週間前は黄色、1週間前は赤、のように色分けをしておくことで、忙しさを感覚的に理解することができ、スケジュールの調節に役立つでしょう。

■できないことは人の力を借りる
書類のミスが心配な場合は家族や知人にお願いすることも大事です。本人以外のダブルチェックを挟むことで、よりミスを防ぐことができるでしょう。

期日忘れが心配な場合はカレンダーアプリは複数人で共有することも可能なので、可能な間柄であったら予定を期日を把握しておいてもらってもいいですね。
次ページ「できないことはプロにお任せ!引っ越し関連の相談先まとめ」

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