ADHD息子は、イライラ園児だった…13年後に分かった「ぼくの世界に入らないで!」の理由

ライター:かなしろにゃんこ。
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ADHDがある息子が保育園に通っていたころは、毎日のようにおもちゃを投げたり、クラスメートを叩いたりして、先生を困らせていました。その頃の私は、どうして息子がそんなに乱暴なふるまいをするのか、理由が分からず「親子で消えてしまいたい…」と思うほど悩んでいました。

現在、そんな息子も20歳になりました。そこで、どうして保育園のころにイライラしたりクラスメートに乱暴なことをしたのか、理由を聞いてみると…!

保育園に迎えに行くたびに受ける、トラブルの報告

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ADHDと軽度の広汎性発達障害がある息子リュウ太は、2歳半から保育園に通いはじめました。

お迎えに行くと、先生からその日の息子の様子を教えてもらいます。ですが、「リュウ太くんはオモチャへの執着が強いようで、ほかの子とオモチャの取り合いをして、パニックになって暴れました」と報告を受けることが頻繁にありました。
先生に注意されても、イライラしてしまうとやっぱりおもちゃを投げてしまう…。先生から耳の痛い報告を聞くたびに、息子がどうしてそんなことをしてしまうのかも分からず、申し訳ない気持ちでいっぱいになっていました。

息子の気持ちが分からない…保育園からの帰り道は、いつもつらくて

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保育園からの帰り道には、「親子で消えてしまいたいな…」と考えてしまいます。「きちんと育てなきゃ」とあせったり、「なんでおもちゃを投げるの?どうして乱暴なことするの?」と息子が可愛く思えなくなったり…。

どうしてそんなに不満に思うのか、わが子の気持ちが分からないことが、なによりつらかったのです。

13年後に分かった、息子の気持ちとは

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そんな息子も、20歳になりました。ふと先日、保育園時代にどうしておもちゃを投げたり、乱暴なことをしたのか聞いてみました。

すると「好きなおもちゃをゲットできない日は、朝から調子が上がらずイライラしちゃっていたんだよね」と。親の都合で保育園到着が遅れると、人気のおもちゃはもうほかの子が使っていて遊べず、イライラしていたようなのです。それから、「気分よくミニカーで遊んでいるときには、自分の世界に没頭してるから、誰にも邪魔されたくなかったんだよ」とも教えてくれました。
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