体を動かすのが嫌いな息子の運動不足をなんとかしたい!親子でヨガをして分かったこと

2018/06/26 更新
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協調運動が苦手だったり、集団競技が苦手だったりする小学2年の息子は、体を動かすことが大嫌い。そんな息子も、コンプレックスなく楽しめているのが「ヨガ」です。今は、ヨガを取り入れる放課後等デイサービスなどもあるそうです。発達障害の子どもとヨガに関する海外のニュースの紹介も交えながら、わが家の経験談を紹介します。

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林真紀
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運動嫌いな息子。コンプレックスは強まるばかり

わが家の発達障害の息子は運動が大の苦手です。協調運動が苦手なため、体のいろいろな部分を同時に動かすことが上手にできません。

息子は縄跳びが飛べるようになるまでだいぶかかりました。縄跳びは、手と足を別々に動かす協調運動の典型です。息子は、手を動かすと足が止まります。足を動かすと、手が止まります。眼球と身体を一緒に動かすことも苦手です。ですから、球技はとても怖がります。

水泳では、水中で息を吐きながら手足を動かす、という一連の動作がなかなかできません。手足を必死の思いで動かすと、息を止め続けてしまいます。そして苦しくなって、長い時間水中にとどまることができません。以前、息子の希望で習い始めたスイミング教室は今も続けていますが、「どうしてここで躓くんだろう」というところがあり、本人もちょっと辛そうにしています。

さらに、集団競技は大の苦手です。相手の動きを見ながら、競技することがうまくできないそうです。結果、サッカーや野球等のスポーツは、最初からやる気ゼロです。

その結果、息子は自転車やキックボード等に乗って、家の周囲をぐるぐる回るぐらいしかできません。あとは、家に閉じこもってゲームと漫画です。それはそれで息子にとって楽しい時間なので奪いたくありませんが、息子の運動不足は結構深刻です。

運動不足の怖さをこの歳になって実感している私は、なんとか息子が楽しく体を動かすことのできる運動はないだろうか、と頭を悩ませたのです。

海外の図書館の取組みから

運動能力にコンプレックスのある息子に、楽しく体を動かして欲しい!そんな切なる願いを持ちながら、海外の発達障害についてのニュースを見ていました。そして、マサチューセッツ州にある図書館で行われている発達障害の子ども向けの面白いイベントについて知ったのです。
リンク先のイベントページを見てみると、図書館でヨガをする子どもたちの姿が。

どうやらこれは、発達障害のある子ども向けにアメリカ・マサチューセッツ州にあるコハセット・ポール・プラット記念図書館(Cohasset's Paul Pratt Memorial Library)が催している"Sensory Storytime"(「感覚的な読み聞かせ」)というイベントらしいのです。

発達障害のある子どもたちを図書館に連れて行くことはハードルが高いと感じている家族が多いようです。そんな家族のために、この図書館が月に一度、ヨガをセットで行う読み聞かせをやっているというのです。

このイベントは、サウスショア自閉症資料センター(The Arc of the South Shore's Autism Resource Center)とノーウェル・リトル・ビー・ヨガ・カンパニー(Norwell's Little Bee Yoga Company)が共同で企画運営しています。

読み聞かせの後に行われるヨガのセッションでは、読んだ本のテーマや内容に沿った動きを取り入れているそうです。ヨガと読み聞かせを組み合わせることにより、発達障害のある子どもたちにとって読書が身近で楽しいことになるよう考えられています。

「これなら僕もできるかも?」

このアメリカでの図書館の試みについて知って、運動嫌いな息子でもヨガであればできるかもしれない、と思うようになりました。

そういえば一時期、心身の調子を崩してしまった私は、よく朝と夜に自宅でヨガをやっていました。そのときに、私の体の動きを隣で息子も真似をしていることがよくありました。

そこで、私は自分がヨガをやるときに、息子を誘って一緒にやることにしました。一生懸命動きを真似していた息子。チグハグな動きをしてしまうことも多かったですが、ある日、「これなら僕にもできるかも」と息子が言うようになったのです。

さらに、息子の通う放課後等デイサービスでも、ヨガを含む運動療育が取り入れられていました。息子にとって、苦手なことに挑戦することはとてもハードルの高いことです。これまで「これなら僕でもできるかも」という感覚を息子が持てるということを、私は最も重要視してきました。そしてヨガは、息子にとってまさにぴったりな運動だったのです。

私はまず、以下の本を読んで、息子にできそうなポーズを探しました。参考にした本は、実際に発達障害のお子さんを育てるお母さんが書いたもので、発達障害のある子どもとヨガを楽しむためのやり方が書かれています。また、たまにキッズヨガのクラスに連れていき、他の子どもたちと一緒にヨガを楽しむ時間もつくっています。

ヨガを始めてみてよかったこと

あくまでも私と息子のケースですが、ヨガをやってみてよかったことをまとめてみました。

1. 運動に自信がなくてもできる
動きがゆっくりで、苦手な協調運動も頭で考えながらやる時間があります。協調運動が苦手で、体を動かすことが嫌いな息子でも、ポーズの模倣は難しくありませんでした。

2. 自分のペースでできる
体の調子に合わせて、周りを気にせず自分のペースで取り組むことができます。辛いポーズは無理してやることはありません。あくまでも、自分の体と対話をする時間と考えることができます。

3. 体幹を鍛えられる
息子は体幹が弱く、どうしても身体がぐにゃぐにゃしてしまいます。それが落ち着きのなさや姿勢の悪さに繋がっています。ヨガは体幹を鍛えるポーズが多く、一日5分でも身体が少しシャキッとします。

4. 集中力が高くなる
ポーズ一つひとつは簡単そうに見えますが、集中して取り組まなければついていけなくなります。また、動いたり止まったりといった緩急をつけた動きが多いため、普通のスポーツに負けないぐらいの集中力が要求されると思います。

5. リラックスできる
ヨガの呼吸法は、イライラした気持ちを落ち着かせてくれます。日ごろ、緊張や不安でガチガチになっている息子も、ヨガの呼吸法でリラックスすることができているようです。

いかがでしょうか?運動が苦手で、体を動かすことが嫌いでも、ヨガだったら気軽に出来るかもしれません。運動は積み重ねです。ヨガであれば、家の中で一日5分でも十分だと思います。毎日親子でほんのちょっと身体を動かし気持ちをスッキリさせることで、子どもだけではなく親も、日々のイライラを解消できるかもしれません。
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