発達障害フレンドリーなサッカー観戦、霞が関おしごと体験、震災時の障害者支援がテーマの映画など――夏休みのお出かけや自由研究にも!?ぴったりのイベント情報をお届け
ライター:発達ナビニュース
いよいよ夏休みが始まりますね。長い夏休み、何をして過ごしたらいいのか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。今月のニュースでは、映画上映会、こども霞ヶ関見学デーなど親子で足を運べるイベントの情報や、成田国際空港で導入された「空港予習冊子」など、夏休みの予定を立てる際に役立つ情報をお届けします。また、サッカー観戦に関するユニバーサルツーリズムの新しい取り組みもご紹介。人混みや公共交通機関での移動が苦手な方も安心して出かけられるための取り組みは要注目です!
【ニュース】事前に親子でチェックして不安を減らそう!「成田空港でやること」の予習ができる冊子が発行
もうすぐ夏休み。どんな夏休みを過ごすか決まっていますか?飛行機に乗って家族で旅行に行くという方もいらっしゃるかもしれません。楽しい旅行、でも空港を利用するのが初めてのお子さまにとっては、空港という場所も飛行機に乗るまでの手続きも不安に繋がることも...。
そんなお子さまに向けて、成田国際空港で『空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」』が導入されました。この冊子では、鉄道やバスなどで空港に到着してから搭乗・降機するまでの全行程の事前学習ができるようになっています。成田空港にはターミナルが3つあり、そのターミナルごとにそれぞれ国際線用と国内線用が用意されているので、冊子の種類は全6パターン。一般社団法人日本発達障害ネットワーク監修のもと制作されました。
冊子の中では各設備や搭乗手続きについて写真やイラスト付きで紹介されています。ホームページからダウンロードができるので、旅行に行く前の事前学習ができます。旅行当日も冊子を持って空港に行けるので、見通しを持って行動できますね。
待ち時間が発生する場所などもマークでわかりやすく示されているので、親子で冊子を使うことで子どもにとって苦手や不安に繋がる場面を事前に把握し、対応方法を考えておくこともできます。ぜひ一緒に確認して、旅行当日をむかえてみてはいかがでしょうか。
成田国際空港には他にも問い合わせシートや保安検査場コミュニケーション支援ボードなど支援ツールが複数用意されており、こちらもホームページからダウンロードできたり、内容の確認ができます。旅先だけではなく空港でも快適に過ごせるよう、準備ができるといいですね。
【名称】空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」
【入手可能場所】成田空港内の全てのご案内カウンター、成田空港WEBサイト
そんなお子さまに向けて、成田国際空港で『空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」』が導入されました。この冊子では、鉄道やバスなどで空港に到着してから搭乗・降機するまでの全行程の事前学習ができるようになっています。成田空港にはターミナルが3つあり、そのターミナルごとにそれぞれ国際線用と国内線用が用意されているので、冊子の種類は全6パターン。一般社団法人日本発達障害ネットワーク監修のもと制作されました。
冊子の中では各設備や搭乗手続きについて写真やイラスト付きで紹介されています。ホームページからダウンロードができるので、旅行に行く前の事前学習ができます。旅行当日も冊子を持って空港に行けるので、見通しを持って行動できますね。
待ち時間が発生する場所などもマークでわかりやすく示されているので、親子で冊子を使うことで子どもにとって苦手や不安に繋がる場面を事前に把握し、対応方法を考えておくこともできます。ぜひ一緒に確認して、旅行当日をむかえてみてはいかがでしょうか。
成田国際空港には他にも問い合わせシートや保安検査場コミュニケーション支援ボードなど支援ツールが複数用意されており、こちらもホームページからダウンロードできたり、内容の確認ができます。旅先だけではなく空港でも快適に過ごせるよう、準備ができるといいですね。
【名称】空港予習冊子「なりたくうこうからりょこうへいこう!」
【入手可能場所】成田空港内の全てのご案内カウンター、成田空港WEBサイト
【イベント】映画「星に語りて~Starry Sky~」ー災害が起きたとき、障害のある人とその支援者は(全国)
2011年3月11日に起きた、東日本大震災。被害状況や被災された方の生活について、メディアを通して知ることはありましたが、その中で障害のある方の様子について目にする機会はほとんどなかったのではないでしょうか。
この映画では、岩手県陸前高田市の「あおぎり作業所」、福島県南相馬市の「クロスロード・ハウス」の2つの共同作業所や全国障害者ネットワークが、個人情報保護の壁にぶつかりながらも、被災した障害のある方たちに関する情報収集と生活復旧のために動く姿が描かれます。
映画はフィクションではありますが、当時を知る人々への詳細な取材をもとに、7割は実話がベースになっているそう。映画を通して、大きな災害が起きたときに障害のある方がおかれた環境を知り、支援のあり方や災害への備えについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。
障害当事者がキャストとして出演している点も、この映画の大きな見どころです。
上映会は、8月22日(木)に神奈川県横浜市の横浜市旭区文化センターサンハートで実施される他、全国各地でも開催されています。ホームページをチェックの上、お近くの上映会に足を運んでみてください。
上映会情報
【日時】2019年8月22日(木)13:00〜
【場所】横浜市旭区文化センターサンハート(横浜市旭区二俣川1-3)
【定員】200名
【チケット】一律 1,000円
【問い合わせ先】きょうされん神奈川支部 メール:yume21kamihosikawa@r8.dion.ne.jp TEL:045-334-0491
この映画では、岩手県陸前高田市の「あおぎり作業所」、福島県南相馬市の「クロスロード・ハウス」の2つの共同作業所や全国障害者ネットワークが、個人情報保護の壁にぶつかりながらも、被災した障害のある方たちに関する情報収集と生活復旧のために動く姿が描かれます。
映画はフィクションではありますが、当時を知る人々への詳細な取材をもとに、7割は実話がベースになっているそう。映画を通して、大きな災害が起きたときに障害のある方がおかれた環境を知り、支援のあり方や災害への備えについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。
障害当事者がキャストとして出演している点も、この映画の大きな見どころです。
上映会は、8月22日(木)に神奈川県横浜市の横浜市旭区文化センターサンハートで実施される他、全国各地でも開催されています。ホームページをチェックの上、お近くの上映会に足を運んでみてください。
上映会情報
【日時】2019年8月22日(木)13:00〜
【場所】横浜市旭区文化センターサンハート(横浜市旭区二俣川1-3)
【定員】200名
【チケット】一律 1,000円
【問い合わせ先】きょうされん神奈川支部 メール:yume21kamihosikawa@r8.dion.ne.jp TEL:045-334-0491
【イベント】発達障害の子どもたちも楽しめる!「サッカー&ユニバーサルツーリズム」イベントを開催!(神奈川県)
株式会社JTB、全日本空輸株式会社(ANA)、富士通株式会社の3社と、共生社会ホストタウンである神奈川県川崎市によるユニバーサルツーリズムの取り組み、「川崎フロンターレ対大分トリニータ戦」観戦交流イベントが開催されます!発達障害の子どもを対象とした、日本初の「サッカー&ユニバーサルツーリズム」のイベントです。
イベントは7月27日(土)に等々力陸上競技場にて行われる試合の観戦、28日(日)川崎フロンターレのコーチによるサッカー教室と、2日間に渡って開催されます。川崎市と大分県在住の発達障害のある子どもたちとそのご家族が対象です。JTB、ANA、富士通の3社と川崎市がそれぞれの役割で今回のイベントをサポートします!
富士通が川崎市自閉症協会監修のもと制作した、発達障害のある子どもの世界を疑似体験できるVR映像コンテンツを用い、JTBがツアーに関わる関係者に「心のバリアフリー」研修を実施。またツアー中は川崎市が移動用に福祉バスを用意、大分市から観戦のため移動するご家族にはANAが空港内や機内で安心して過ごせるようサポートを行います。
終了後には、富士通の「きもち日記」というソフトウェアを使い、体験した内容を絵日記のようなかたちでお子さま自身に綴ってもらうことで、思い出を振り返り、イベントを締めくくることができます。
感覚過敏や外出先での行動に不安がある発達障害の方やそのご家族は、大勢の人が集まるイベントに足を運ぶことをためらうこともありますよね。今回のイベントでは、1日目の試合観戦時には等々力競技場のメインスタンドを見渡せるスカイテラスを一時的にセンサリールームとして利用、発達障害の子どもとその家族が安心して試合観戦ができる環境設定を行い、2日目のサッカー教室でも研修を受けたスタッフのもと、サッカーを楽しむことができます。
今回の連携をきっかけに、JTB、ANA、富士通の3社および川崎市は今後さらにJリーグと連携を強化し、さまざまな障害のある方が外出やスポーツ観戦を楽しむことができるよう、取り組みを広めていくとのこと。今回は川崎市と大分県在住のお子さまとそのご家族が対象ですが、こうした取り組みがもっともっと広がって、家族でスポーツイベントに足を運びやすくなると良いですよね!
イベントは7月27日(土)に等々力陸上競技場にて行われる試合の観戦、28日(日)川崎フロンターレのコーチによるサッカー教室と、2日間に渡って開催されます。川崎市と大分県在住の発達障害のある子どもたちとそのご家族が対象です。JTB、ANA、富士通の3社と川崎市がそれぞれの役割で今回のイベントをサポートします!
富士通が川崎市自閉症協会監修のもと制作した、発達障害のある子どもの世界を疑似体験できるVR映像コンテンツを用い、JTBがツアーに関わる関係者に「心のバリアフリー」研修を実施。またツアー中は川崎市が移動用に福祉バスを用意、大分市から観戦のため移動するご家族にはANAが空港内や機内で安心して過ごせるようサポートを行います。
終了後には、富士通の「きもち日記」というソフトウェアを使い、体験した内容を絵日記のようなかたちでお子さま自身に綴ってもらうことで、思い出を振り返り、イベントを締めくくることができます。
感覚過敏や外出先での行動に不安がある発達障害の方やそのご家族は、大勢の人が集まるイベントに足を運ぶことをためらうこともありますよね。今回のイベントでは、1日目の試合観戦時には等々力競技場のメインスタンドを見渡せるスカイテラスを一時的にセンサリールームとして利用、発達障害の子どもとその家族が安心して試合観戦ができる環境設定を行い、2日目のサッカー教室でも研修を受けたスタッフのもと、サッカーを楽しむことができます。
今回の連携をきっかけに、JTB、ANA、富士通の3社および川崎市は今後さらにJリーグと連携を強化し、さまざまな障害のある方が外出やスポーツ観戦を楽しむことができるよう、取り組みを広めていくとのこと。今回は川崎市と大分県在住のお子さまとそのご家族が対象ですが、こうした取り組みがもっともっと広がって、家族でスポーツイベントに足を運びやすくなると良いですよね!