「発達障害を言い訳に諦めないで」母の思いは娘には重荷?続く葛藤の日々に、娘の言葉から感じたある変化【娘と発達障害 後編】
ライター:SAKURA
広汎性発達障害の娘は、小学4年生。発達障害を告知した後、娘は宿題を間違えたとき、
「発達障害だからできない」と言いました。娘の心理状態が気になりつつ、様子を見ることにした私でしたが…
娘が発した「発達障害だから無理」の一言に、怒りがこみ上げて...
前回の続きです。
宿題をする小4娘が発した「発達障害だから、無理」の一言に腹が立ち...娘にぶつけた私の思いは――【娘と発達障害 前編】
広汎性発達障害の娘が、言った「発達障害だから無理」という言葉。
ここまで、難しいことも、やり方を変えながら娘と一緒に頑張ってきた私にとって、この言葉は使ってほしくない言葉でした。
私はこの言葉に対して、つい感情的に「言い訳にして、最初から諦めたら駄目だよ!」と言ってしまいました。
冷静になってから、言葉を言い換えて、
「いろんなことが時間をかけて、できるようになったんだよ。だから最初から諦めないでほしい。」
という説明をしました。
ここまで、難しいことも、やり方を変えながら娘と一緒に頑張ってきた私にとって、この言葉は使ってほしくない言葉でした。
私はこの言葉に対して、つい感情的に「言い訳にして、最初から諦めたら駄目だよ!」と言ってしまいました。
冷静になってから、言葉を言い換えて、
「いろんなことが時間をかけて、できるようになったんだよ。だから最初から諦めないでほしい。」
という説明をしました。
諦めてほしくはないけれど、追い込みたくもない。
私は、娘がこれから先、「発達障害だから諦める」という考え方をしてほしくないと思っていました。
しかし、娘にとってそんな私の思いは重荷になるかもしれない…
私は娘の逃げ場を奪う言葉をかけてしまったのではないか…
私は娘の逃げ場を奪う言葉をかけてしまったのではないか…
そう思うと、私は娘にどういう言葉をかけることが正解だったのか、自分の思いもあわせて、わからなくなっていきました。
娘の気持ちは・・・?気になるけれど・・・
その後、娘は「発達障害だから無理」とは一切言わなくなりましたが、もしかしたら、言わないように我慢しているのではないか…とだんだんと心配になっていきました。
言ってほしくないといったのは自分なのに、言わなくなった娘の心境が気になり、矛盾した感情が渦巻いていました。
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