自己理解を深めるワークや、漫画でわかる発達障害のある人との暮らし、脳科学をベースに発達障害を解説する本など、4冊をご紹介!

ライター:発達ナビBOOKガイド
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10月の新刊紹介は、「手づかみ離乳食」や「子どものトリセツをつくれるワークブック」などの子育てで活用できる知識を分かりやすく解説した本が中心となっています。また、発達障害をもつ妻との生活を描いた漫画や、脳科学の知識から発達障害を解説した本もご紹介。お子さんへの対応に困った際に参考になる本がずらり、ぜひ今注目の4冊をチェックしてみてください!

発達障害の作家が描く「生きづらさに寄り添う物語」ーー漫画『僕の妻は発達障害』

僕の妻は発達障害
ナナトエリ・亀山聡
新潮社
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ナナトエリ・亀山聡
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「大人の発達障害」をテーマにあつかった本作。漫画家のアシスタントとして働く夫と、発達障害のある妻の日常生活が描かれています。

本作では、発達障害がある人の生きづらさを描くと同時に、支援者にもスポットを当てています。
悪意がないとわかっていても、発達障害のある妻・知花の行動にストレスを感じてしまう、夫・悟の描写もあり、決して良いことばかりではない、リアルな2人の生活が描かれています。

本作は、多様性社会の現代において、夫婦とは何か?普通とは何か?そんな重要なことを考えさせてくれる作品となっています。ぜひ、発達障害のある人、支援者の方に読んでいただきたい一冊です。

子どもの「トリセツ」をつくろう!ーー『自己理解力をアップ!自分のよさを引き出す33のワーク』

自己理解力をアップ!自分のよさを引き出す33のワーク
高山恵子
合同出版
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自己理解力をアップ!自分のよさを引き出す33のワーク
高山恵子
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本書の著者は、NPO法人えじそんくらぶ代表・高山恵子さん。自分自身も知らない、多様な自分の姿を知り、うまくいかないことが、うまくいくようになる問題解決の方法を紹介しています。

意外と知らない自分のほんとうの姿。その中には、まだ気づかざる才能や可能性が隠れているかもしれません。逆に、自分の苦手なことに気づかないために、大きなストレスやトラブルの種になることもあります。

本書では、そんな自分のほんとうの姿をしり、自分が「うまくいく条件」を探す方法を紹介しています。本書に書かれている、サポートを受けるメインの対象は子どもたちですが、実は大人にも実践できることがたくさん掲載されています。ぜひ親子で読んでほしい一冊です。

赤ちゃんが自分から食べる離乳法を紹介!ーー『手づかみ離乳食』

手づかみ離乳食 赤ちゃんが自分から食べる<離乳法>
田角 勝
合同出版
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田角 勝
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「楽しい離乳」をテーマとした本書。著者は、たつのシティタワークリニックの院長で、昭和大学医学部の客員教授もつとめる田角勝さん。田角さんは、これまでの離乳・離乳食の常識は、大人目線で考えられたもので、もっと赤ちゃん視点で考えるべきだと言います。

本書では、「離乳食はスプーンですりつぶしたおかゆを一口から」といった常識に対して疑問をぶつけながら、赤ちゃん視点の新しい離乳を提案しています。また、食べ方や量、食べむらなど、育児をするなかで保護者の方が感じるさまざまな不安に対しても、エビデンスをもとにわかりやすく解説をしてくれています。

また離乳時につまづきやすいポイントについても丁寧に解説してくれているので、「子どもが離乳食を食べない」そんな悩みをかかえる保護者の方に役立つ一冊です!
次ページ「脳科学の知識から、発達障害を理解するーー『改訂版 脳からわかる発達障害』」

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