3年連続最下位の持久走大会。走ることが大嫌いなはずの娘が立てた目標と涙のワケ
ライター:SAKURA
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ASD(自閉スペクトラム症/広汎性発達障害)の娘(小4)は、走るのが苦手。小学校で行われる持久走大会は、毎年最下位。
毎年、練習から憂鬱になっていた娘ですが、今年はなぜか、ひと味違いました!
監修: 井上雅彦
鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
ABA(応用行動分析学)をベースにエビデンスに基づく臨床心理学を目指し活動。対象は主に自閉スペクトラム症や発達障害のある人たちとその家族で、支援のためのさまざまなプログラムを開発している。
LITALICO研究所 スペシャルアドバイザー
持久走大会が苦手な娘。
ASD(自閉スペクトラム症/広汎性発達障害)の娘は、幼稚園のころから走るのが苦手です。
速く走ることも苦手ですが、長い距離走ることも大嫌い。小学生になってから、毎年のイベントである持久走大会では、毎回練習だけで憂鬱な気分になるようでした。
速く走ることも苦手ですが、長い距離走ることも大嫌い。小学生になってから、毎年のイベントである持久走大会では、毎回練習だけで憂鬱な気分になるようでした。
私たちも毎回、「ちゃんと最後まで走れるだろうか」と、胃がキリキリする思いで見守ってきました。
持久走大会も今回で4回目。
学年ごとに少しずつ距離が増えていくシステムで、1年生と2年生は距離も短くなんとか完走してきましたが、3年生は「完走できないのでは!?」と思うくらいギリギリの走りでした。
持久走大会も今回で4回目。
学年ごとに少しずつ距離が増えていくシステムで、1年生と2年生は距離も短くなんとか完走してきましたが、3年生は「完走できないのでは!?」と思うくらいギリギリの走りでした。
始まった持久走大会の練習。
そして、今年度もやってきた持久走大会の練習。
しかし、今年の娘は違いました。
しかし、今年の娘は違いました。
毎年、練習であんなにひーひー言っていたのに...
そんな娘の口から、『楽しい』という言葉が出るなんて!
そんな娘の口から、『楽しい』という言葉が出るなんて!
娘の目標は…
私たちは、毎年娘が完走することしか考えておらず、娘がいつも一番最後にゴールすることを指摘したことはなかったのですが…
今まで、練習のきつさばかり言っていた娘から出た言葉とは思えないぐらい、前向きな発言でした。
目標を高く持つのはすばらしいことですが、娘の場合、目標通りにいかなかったときにパニックを起こすことがあります。
学校でそうなるのは避けたいと思った私は、自分なりの目標でいいと話しました。
それから娘は『今日も最後まで頑張ったよ。マイペースに走ったよ!』と、練習の報告をしてくれるようになりました。
学校でそうなるのは避けたいと思った私は、自分なりの目標でいいと話しました。
それから娘は『今日も最後まで頑張ったよ。マイペースに走ったよ!』と、練習の報告をしてくれるようになりました。
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楽しみにしていた、持久走大会当日!しかし…
そして、ついにやってきた持久走大会の当日。
応援に行くね~!と見送ったのですが、天気が悪くなり、運動場の地面の状態が悪いことから、持久走大会は延期になりました。
応援に行くね~!と見送ったのですが、天気が悪くなり、運動場の地面の状態が悪いことから、持久走大会は延期になりました。
帰宅した娘に、「今日、持久走大会なかったね。」と声をかけると…
持久走大会の延期が原因で、泣いてしまったというのです。
突然の延期!そのとき娘は…
娘の話と、先生の連絡帳から整理した話はこうでした。
持久走大会の準備で、体操服に着替えていた子どもたち。
そこへ先生がやってきて、持久走大会がないことが伝えられました。
持久走大会の準備で、体操服に着替えていた子どもたち。
そこへ先生がやってきて、持久走大会がないことが伝えられました。
半分着替えていた娘は、みんなの前で号泣。
通常学級の先生は、突然泣き出した娘に驚いたそうです。おそらく娘は、あると思っていた持久走大会がなくなった...突然の予定変更にパニックを起こしたのでしょう。
結局、持久走大会がなくなったことで、娘は通常授業を受けるため特別支援学級に移動。そこでも泣いていた娘に、特別支援学級の担任の先生から、延期になったことを説明され、ようやく泣き止んだそうです。
通常学級の先生は、突然泣き出した娘に驚いたそうです。おそらく娘は、あると思っていた持久走大会がなくなった...突然の予定変更にパニックを起こしたのでしょう。
結局、持久走大会がなくなったことで、娘は通常授業を受けるため特別支援学級に移動。そこでも泣いていた娘に、特別支援学級の担任の先生から、延期になったことを説明され、ようやく泣き止んだそうです。
後日、持久走大会は行われ、娘は目標通りマイペースに完走してくれました。
他からはわかりにくい、娘の成長。
毎年、きつくて練習を嫌がるんじゃないか...完走できるか...走りながら泣かないか...いろいろな心配をしていたのですが、今回はそのへんの心配は必要ありませんでした。
3年生まであんなに走ることを嫌がっていた娘が、なぜ今回はこんなに前向きになれたのでしょう。
走ること自体、好きにはなっていませんし、体力も走りを見た感じ、特別ついてはいません(笑)
3年生まであんなに走ることを嫌がっていた娘が、なぜ今回はこんなに前向きになれたのでしょう。
走ること自体、好きにはなっていませんし、体力も走りを見た感じ、特別ついてはいません(笑)
私が思うに、何事にも「やだなー」から入ってたところが、「がんばるぞー!」に変わったところが大きいと思います。
姿勢が前向きになったのかな?と感じます。
順位は4年連続最下位ですし、走るのが速くなったというような目に見えてわかる大きな変化ではありませんが、私は、娘の劇的な成長だと感じました。
前向きに頑張ろうと張り切るその姿に感動したのですが、その代わり、予想外のところで泣いてしまった娘。
しかし、それもやる気の現れ!
当日天気が微妙だったときは「今日はないかもしれないよ」という声かけをした方がいいと、私も一つ勉強になりました。
のんびりマイペースな娘は、ゆっくりではありますが、一歩一歩進んでいます。5年生はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。他の子と比べず、自分の中の目標を少しずつクリアしていってほしいと思っています。
姿勢が前向きになったのかな?と感じます。
順位は4年連続最下位ですし、走るのが速くなったというような目に見えてわかる大きな変化ではありませんが、私は、娘の劇的な成長だと感じました。
前向きに頑張ろうと張り切るその姿に感動したのですが、その代わり、予想外のところで泣いてしまった娘。
しかし、それもやる気の現れ!
当日天気が微妙だったときは「今日はないかもしれないよ」という声かけをした方がいいと、私も一つ勉強になりました。
のんびりマイペースな娘は、ゆっくりではありますが、一歩一歩進んでいます。5年生はどんな成長を見せてくれるのでしょうか。他の子と比べず、自分の中の目標を少しずつクリアしていってほしいと思っています。
専門家コメント 井上雅彦先生(公認心理師)
毎年行事として行われることの多い持久走ですが、苦手なお子さんも多いと思います。
順位という目標ではなくてマイペースという少し気持ちが楽になる目標があーさんの前向きな姿勢を引き出したのかもしれません。
完走できるか不安だった4年生も無事クリアできたことがあーさんにとっても大きな自信になったことと思います。
目標の持たせ方、励まし方を工夫することの大切さを改めて実感しました。
順位という目標ではなくてマイペースという少し気持ちが楽になる目標があーさんの前向きな姿勢を引き出したのかもしれません。
完走できるか不安だった4年生も無事クリアできたことがあーさんにとっても大きな自信になったことと思います。
目標の持たせ方、励まし方を工夫することの大切さを改めて実感しました。
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