ADHD小3次男の物々交換トラブル、状況解明に1週間!担任やクラスメート保護者も巻き込んで…
ライター:スガカズ
ADHDの次男は通常学級に在籍しており、週一回特別支援教室に通っています。
人と関わること自体嫌いではない次男にとって学校生活は、友達や先生を通じて社会性を身につけさせてもらえる大事な経験です。ですが、お友達との関わりが多い分、親がハラハラする機会も多いです。
小3の頃は物々交換を巡った困りごとがありました。
学校にフィギュアを持って行こうとする次男。事情を聞くと…
ある日の朝次男は学校にフィギュア(おもちゃ)を持っていこうとしていました。なぜ持っていくのか聞くと、友達と物々交換をすることになったのだとか。学校におもちゃを持っていってはいけないし、親同士が許可していないのに勝手におもちゃを交換してはダメだと指摘しました。
しかし、次男はすでにお友達からキーホルダーをもらっている状態のようです。小3だと、お金や物に対しての価値がわからないので、交換させたくありません。これはお友達の保護者の方に連絡して返さなければいけないと思いました。放課後、お友達のママに事情を話して、もらったキーホルダーを返す旨伝えました。
しかし、実際はこんな単純な話ではなかったのです…。
※キーホルダーは持ち物の目印にもなるため、持っていくことは禁止されていません。
しかし、次男はすでにお友達からキーホルダーをもらっている状態のようです。小3だと、お金や物に対しての価値がわからないので、交換させたくありません。これはお友達の保護者の方に連絡して返さなければいけないと思いました。放課後、お友達のママに事情を話して、もらったキーホルダーを返す旨伝えました。
しかし、実際はこんな単純な話ではなかったのです…。
※キーホルダーは持ち物の目印にもなるため、持っていくことは禁止されていません。
もらったキーホルダーは、誰のもの?
私は当初、次男が持っていたキーホルダーはお友達(Aくん)のものだと思っていましたが、違っていました。
Aくんの話によると、次男はAくんとBくんのキーホルダー2つ持っているようです。いま持っているのはAくんのものではなく、Bくんのものなのだそうです。ですが、Aくんのキーホルダーは見あたりませんし、本人から「Bくんと交換した」と聞かされていません。
次男はワーキングメモリーが弱いので、前後の記憶が曖昧になりがちです。パパにも協力してもらい、A君のママからの情報を元に再び起こったことを整理。そしてその後学校に電話で報告。それぞれのお子さんの話を聞いてやっと話の辻褄が合い、誰が誰のキーホルダーを持っているのか判明しました。
Aくんの話によると、次男はAくんとBくんのキーホルダー2つ持っているようです。いま持っているのはAくんのものではなく、Bくんのものなのだそうです。ですが、Aくんのキーホルダーは見あたりませんし、本人から「Bくんと交換した」と聞かされていません。
次男はワーキングメモリーが弱いので、前後の記憶が曖昧になりがちです。パパにも協力してもらい、A君のママからの情報を元に再び起こったことを整理。そしてその後学校に電話で報告。それぞれのお子さんの話を聞いてやっと話の辻褄が合い、誰が誰のキーホルダーを持っているのか判明しました。
5人で行われた物々交換ストーリー
始めはBくんとCくんで交換し、続いてBくんとAくんで行われていた物々交換。それを見ていた次男は羨ましくなり、「自分も交換したい!」と思ったのですが、自分はキーホルダーを持っていないので、交換できないことが悔しくて泣いてしまったのだそうです。
泣いている次男がかわいそうになったようで、優しいBくんとAくんはキーホルダーを一つずつくれました。おそらく次男にとって「友達と物を交換する」ということは、自分を認めてもらっていると把握できる手段の一つだったのだろうと思います。
そのためAくんが合意したことで、承認欲求は満たされて少し冷静になったようです。手元に何も残らないBくんに申し訳なくなった次男は「Bくんのはいらないよ」と断ります。一度あげると言ってしまった手前、Bくんも後には引き下がれません。Bくんも「いらないよ」と断り、しばらく押し問答があったのだそうです。その後困った次男は、近くにいたDくんに、持っていたキーホルダーをあげてしまいました。
これは、次男に順を追って説明してもらうのは難しいなと思いました。「誰と交換するの?」という質問に対して、Bくんとは、「交換する約束」がされていないのだから、最初に私にその情報を伝えなかったのも腑に落ちました。後日先生の前で5人が集まり物々交換はなかったことに。それぞれの持ち主の元へ無事にキーホルダーが戻っていきました。
私は、ほっと胸をなでおろしました。
泣いている次男がかわいそうになったようで、優しいBくんとAくんはキーホルダーを一つずつくれました。おそらく次男にとって「友達と物を交換する」ということは、自分を認めてもらっていると把握できる手段の一つだったのだろうと思います。
そのためAくんが合意したことで、承認欲求は満たされて少し冷静になったようです。手元に何も残らないBくんに申し訳なくなった次男は「Bくんのはいらないよ」と断ります。一度あげると言ってしまった手前、Bくんも後には引き下がれません。Bくんも「いらないよ」と断り、しばらく押し問答があったのだそうです。その後困った次男は、近くにいたDくんに、持っていたキーホルダーをあげてしまいました。
これは、次男に順を追って説明してもらうのは難しいなと思いました。「誰と交換するの?」という質問に対して、Bくんとは、「交換する約束」がされていないのだから、最初に私にその情報を伝えなかったのも腑に落ちました。後日先生の前で5人が集まり物々交換はなかったことに。それぞれの持ち主の元へ無事にキーホルダーが戻っていきました。
私は、ほっと胸をなでおろしました。