不登校気味、ASD中3娘の進路選び。初めて通信制高校の体験に行ってみると?

ライター:寺島ヒロ
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でこぼこ兄妹の妹、いっちゃんも今年は中学3年生。中学を卒業したらどうするのか、そろそろ決断の日が近づいてきました。
今回は5月の半ばに行った、中学や高校で不登校となった生徒さんが多く在籍する、ある通信制高校での体験入学のことをまとめました。

5月になるとオープンキャンパスがめじろ押し…のはずが

今年はコロナの影響で、公立の高校はオープンキャンパスや学校説明会が軒並み延期に。一応7月に開催される予定になっていますが、それも延期や中止になる可能性があるとか。

土日の数は限られているので、見たい学校の説明会の日が被る可能性もあり、スケジュール取りが難しくなることが考えられます。

私立の学校は独自に説明会を実施しているところも

そんな中でも、いくつかの私立の学校では、人数制限を行いながら説明会を実施しているようです。いっちゃんも中学校から高校、専修学校の説明会の日程のプリントをもらってきました。

とりあえず、練習も兼ねてどこか行ってみる?と聞いてみたところ、「興味があるところがある」と言うではありませんか。ネットの年上の友人と高校進学について話していところ「いっちゃんにはこういうところが合ってるかもね」と話題に出たのだそう。

それは、芸大の附属の通信制高校でした。

いっちゃんは、普段からイラストをよく描いているので、絵の技法について学べたり、美術に興味のある生徒さんが集まってくるところだと良いな、行ってみたいなと思ったようです。

通信制の高校ってどういうもの?

早速、その高校のホームページから説明会と体験入学の申し込み。申し込みフォームに書き込んで送信すると、すぐ折り返しのメールで予約確定。便利な時代になったものです。

当日は20人ぐらいの体験入学生とその付き添いで総勢30人ちょっとの人数が集まっていました。中学新卒で高校を目指す人ばかりではなく、少しシニアな年齢の方も友達同士で参加しているよう。
まずは、通信高校とはどんなものかという説明から。
通信制の高校ってどんなもの?(図解)
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お話を伺って、自宅で継続的に勉強してレポートを出さなければいけないので、なかなか卒業に必要な単位を取得するのが難しい場合もあるということや、この学校ではスクーリング(登校する日)が週に3日程度と、ほかの通信の高校と比べてかなり多いことが分かりました。

特色のある体験授業

それから、学校の施設や教育内容の特色などの説明があり、その後、体験入学生は美術鑑賞の模擬授業を受けます。美術というところがさすが芸大附属。
 
わたしはその間外に出て休んでいてもいいのですが、付き添いの人だけで、いま体験中学生がやっている授業と同じ授業が受けられるプログラムがあるとのこと。面白い!と思ったので受けてきました。
 
内容については「内緒」なのですが…。
先生方の話す様子や説明がとても丁寧で、ディスカッションでも発言しやすい雰囲気をつくってくれているな、発言したことをちゃんと受けとめてくれているなという印象でした。
  
授業はほぼ同時に終わり、いっちゃんと合流してアンケートを書いて、その日は終了。学校を訪れてからの所要時間は概ね3時間ほどでした。
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