集団行動が苦手な発達障害グレー息子。保育園の参観は「ママ―!」と駆け寄ってきて大変!先生と考えた見守り方の秘策は?

ライター:keiko
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しのくんは発達障害グレーゾーン、視覚優位タイプの男の子。
「集団行動がまだ難しいようです」と、保育園から初めて指摘されたのは2歳4ヶ月のころでした。3歳8ヶ月になった今でもまだまだ集団行動が苦手なしのくんです。

今回は、そんなしのくんの保育園の参観日の様子を紹介したいと思います。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

保育園の参観日

しのくんは3歳8ヶ月。発達障害グレーゾーン、視覚優位タイプの男の子です。

その日は、保育園の参観日。子どもたちは保育園の教室で先生のピアノに合わせてダンスをしていました。私は、(しのくん、できるかな?)と、ドキドキして見守っていました。しかし…
保育園の参観日、ママの姿を見つけると…
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すぐ側に来ちゃって、そのまま居つづけようとするしのくん
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すぐに送り出すも…
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すぐに行っては、戻ってくるの繰り返しでした
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参観をする保護者の中から私を発見するなり、すぐ側に来てしまい、そのまま私のところにいようとする、しのくん。

保護者の方に来るのは息子だけ……

クラスのほかの子どもたちは、先生のピアノに合わせて踊っていて、保護者の元へ来たのはしのくんだけでした。しのくんに「みんな踊ってるよ。しのくんも行っておいで」と声をかけると、そのときは教室の中へ戻りますが…すぐにまた「ママー!」と言って、私の元へ戻るというのを繰り返していました。

参観ではしのくんが保育園でみんなと過ごしている様子を見たかったのですが、この日はそれが見られず残念だったので、後日、私は言葉の教室の先生にこの出来事を相談しました。

後日、言葉の教室の先生に相談すると…

「こっそり見てみるのはどう?」
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アドバイスをくれた言葉の教室の先生
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先生に「こっそり見てみるのはどう?」と言われ、目から鱗が落ちました。

「ママのことが大好きだから、そりゃママの側に来ちゃいますよ。そんなときは物陰からこっそり見るといいかもしれません」という先生の言葉に(なるほど~)と思いました。私は子どもから隠れて参観日に参加するということを考えてもみなかったので、「しのくんがママを見つけなければ、ママのところに駆け寄ってはこない」という、当たり前の事実に気づくことができませんでした。言葉の先生に助言をいただき、次からの参観は「こっそり物陰から見てみよう!」と思いました。
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