発達グレー息子、小学校でやっていける?年中で始めた就学準備、5分で逃げ出していた息子が変わった秘策とは

ライター:keiko
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しのくんは発達障害グレーゾーンの男の子。
現在4歳の保育園の年中さんです。
今回のお話は、就学に向けてワークを始めたしのくんのお話です。ワークを始めたきっかけから、現在の様子までを書きたいと思います。

監修者初川久美子のアイコン
監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

保育園の参観日で…

夏の初めごろ、保育園で久しぶりに参観日がありました。

その参観日で、しのくんは私の方に駆け寄って来てしまい…。クラスの活動に参加することができず、私は落ち込みました。
保育園の参観日で、発達グレーの息子は母の方に駆け寄って来てしまい、クラスの活動に参加できなかった。廊下で息子に抱き着かれながら、落ち込む母。
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ほかにも「順番が守れない」「座っていられない」などと保育園から指摘があり…。
「ただでさえ発達がゆっくりなのに、このまま小学校へ入ったらどうなっちゃうんだろう?」という不安が私を襲います。
「ただでさえ発達がゆっくりなのに、このまま小学校へ入ったらどうなっちゃうんだろう?」という不安に襲われる母。
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「勉強についていけなくて、つらい思いをするのはしのくんなんだ…」と思った私は…
お家で通信教育や市販のワークをする!『お勉強』をすることを決意しました!

じっと座れない

元々、興味のないことはしない子しのくん。
そのため最初はワークをやろうと誘っても5分も経てば逃げ出そうとしました。
「できないよー!」と暴れて逃げ出そうとする発達グレー息子を「できるよー」と励ましながらつかまえる父
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そこで私は、夫と連携して、しのくんが逃げないようにし、しのくんの好きなサメや魚を使って声掛けを工夫しました。
発達グレー息子が好きなサメのぬいぐるみを使って「お勉強しよう」と話しかけると「やる!!」と乗り気になった息子。
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それが良かったようで、次第にワークに取り組めるようになりました。

また、ワークも、しのくんの好きな海の生き物のイラストがたくさん描かれているものをチョイスし、イラストを見せて→何がいた?何匹いた?など質問を繰り返すことを行いました。

そうすると、質問した内容に答えを返す、というやりとりができるようになってきました!

しのくんがついに…!

ワークを始めたころはすぐに逃げ出していたしのくんでしたが、だんだん椅子に座っていられる時間も長くなり、
一対一で向き合って、提案したものに取り組めるようになってきました。

そのうち、「おべんきょうのじかんよ〜!」としのくんのほうから言ってくれるようにまでなりました。

そして、ついに自分の名前が書けるようになったのです!
落ち着いて座り、机に向かって勉強をする発達グレー息子を笑顔で見守る両親。
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