「自分は嫌われてる」一択!?4歳発達グレー娘の思い込み、なにが原因?母の考えた対応策は…

ライター:とまぱん
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こんにちは、とまぱんです。4歳の娘は発達障害グレーゾーンです。3歳過ぎにようやく2語文を話せるようになった娘。そんな発達がゆっくりな娘は現在、年相応に会話ができるようになりました。しかし、最近娘の考え方に少々不安が。今回は娘の偏った考え方についてお話していきたいと思います。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

年少さんのころと比べて減った、娘の自由すぎる行動

年中さんになった娘は激しい登園拒否もなくなり、私自身朝が憂うつになることはなくなりました。とはいえ、毎朝「幼稚園やだ!」と床にゴロゴロ転がり、結んだ髪がぐちゃぐちゃになることは日常茶飯事。それでも玄関や教室の前で泣き喚くことは一切なくなりました。

あるとき娘はこう話していました。
年少のときは自由な行動をしていると先生に注意されていたが、年中になって大人しくなったと自分のことを話す発達障害グレーゾーンの娘(イラスト、とまぱん)
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発達障害グレーゾーンの娘の幼稚園での自由な行動は初耳のことで、驚く母(イラスト、とまぱん)
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年中さんになって床にゴロゴロしながら自由に歌ってはいけないと気づいたのか、集団生活によってとまちゃんの自由さが控えめになったのかは分かりませんが、今は大人しいそう。以前は娘が自由な行動をしていると、なるべく目立たないようにしてくれ!と祈っていましたが、それが減った今、安堵と同時に少し寂しさも感じ、複雑な気持ちになりました(笑)。

被害妄想が強い?娘の考え方に新たな不安が

年中さんになってたくさん成長した娘ですが、新たに少し気になることが出てきました。それは娘の被害妄想。

とある遊び場のボールプールで子どもが何人か遊んでいました。娘もボールプールに入ろうとし...。
発達障害グレーゾーンの娘、とある遊び場に行ったときボールプールがあったので入ろうとしました。そこには子どもたちが数人いましたが…(イラスト、とまぱん)
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遊び場のボールプールに入ったタイミングで、先に遊んでいたほかの子どもたちが別の場所にいってしまい、一人になってしまった発達障害グレーゾーンの娘。(イラスト、とまぱん)
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とまちゃんが入ったタイミングで、ほかの子たちは別の遊び場へ行ってしまいました。

娘が来たから行ってしまったのではなく、たまたまだったのですがとまちゃんは「なんでみんな行っちゃったのかな」と不安そうな顔になりました。
恐らく娘は「みんな自分のことが嫌いでどこかに行ってしまったんだ」と思ったのでしょう。その後もそのような場面が何度かあり、娘はその都度不安になっていました。

発達障害グレーゾーンの子どもは状況を読む力が弱い?

以前読んだ本に、境界知能や発達障害グレーゾーンの子どもは「周囲の状況を読み取る力が弱い傾向がある」と書かれていて、たしかに当てはまるかもしれないと思いました。

例えば先ほどのとまちゃんの場合。たまたまとまちゃんが来たタイミングで、みんながほかの遊び場へ行っただけなのですが、とまちゃんは自分が来たからみんな逃げたと思い込んでしまいました。状況を読み取る力が弱い傾向があるとまちゃんは「ほかのお友達はボールプールでたくさん遊んだので、次は別の遊び場へ行った」など行ってしまったほかの理由が考えられなかったのでしょう。「みんな私が嫌いなんだ」という一択しか考えられていませんでした。

とはいえ、まだ4歳。状況を読み取るのはまだまだ難しいのかもしれません。むしろ大人な私でさえもついつい被害妄想をしてしまいます。幼稚園で挨拶を交わすお母さんや先生たち。私は嫌われてるのでは、と度々思ってしまうのでとまちゃんの考え方は全く他人事ではなく(笑)。娘の発達について勉強していると、よく「あれ、私もグレーゾーンかな」と思うことが多々あります。
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状況を読み取る力を育むには?

本にはアドバイスが書かれていました。
何かあったときには「自分の勘違いかもしれない」ともっと考える習慣をつけさせるといいそうです。

お友達が行ってしまったのはほかに理由があったのでは、と一緒に考えてあげる。もしくは日記などに出来事や気持ちを書かせて確認させるとよいそう。書かせるのはまだ難しいので、今度娘が偏った考えをしたときは一緒にほかの理由を考えてあげようと思いました。そして、自分自身が被害妄想をしてしまったときは文に書いて見ようと思います(笑)。
「みんなに嫌われている」と被害妄想をして不安になる発達障害グレーゾーンの娘と一緒に、別の理由を考えてみようと言う母(イラスト、とまぱん)
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参考:境界知能とグレーゾーンの子どもたち|宮口 幸治 (著), 作画 佐々木昭后(著)
https://www.amazon.co.jp/dp/459408575X
執筆/とまぱん
(監修:初川先生より)
とまちゃんが被害的に受け取ってしまう傾向を感じ取り、そこに心配されているのですね。とまちゃんはまだ4歳ですので、周囲の状況を客観的に理解することに難しさがある段階ではあります。ただ、傾向として、“自分が嫌われているから”が第一選択肢に上がりやすいのでしょう。

とまぱんさんが試みようとされているように、違う理由を考えてみることは、視野を広げ、さまざまな可能性を案出する力を育むという意味で、とても良いはたらきかけです。とはいえ、まだまだ幼いので、とまちゃんがほかの選択肢を思い浮かべることが難しいとは思います。まずは大人の側が、「こうかもしれないし、こっちかもしれない」とさまざまな可能性を教えてあげるつもりで案出のお手伝いをするのが良いでしょう。
長期的な視点に立つと、大人になればなるほど、対人関係の状況は複雑化し、相手がどんな思いで何をしているかは相手に聞いてみないと分からない(どれほど考えても、こちら側からは分からない)ことも多くなってきます。そういう意味で、自分がつらくなりすぎない捉え方というものを自分で案出できることは大切なことです。そのための準備としても、「そうとは限らないよ、例えばこんなこともあるかも!」とさまざまな可能性を教えてあげてください。
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