Q:医ケア児が保育園に通いたい場合はまず、どこへ相談すれば良いですか?受け入れ園は増えているのでしょうか?
A:まずは自治体の母子保健所管部署や障害福祉所管部署、また役所の幼保運営課に相談をすると良いでしょう
文書や面談などで聞き取りを行い、主治医などの意見なども聞きながら、関係機関と連携をして受け入れ施設を調整していきます。自治体によりばらつきはあると思いますが、今後は全国的に受け入れ園は増えていくことでしょう。
2016年に成立した児童福祉法の改正案で、各省庁および地方自治体は、医療的ケア児への支援の「努力義務」を負うことになりました。
それが、2021年の医療的ケア児支援法によってより強制力のある「責務」を負うことに変わりました。実際に兵庫県神戸市では、市内各地域で医療的ケア児の受け入れが可能になるように、各地域1ヶ所以上の対応可能施設の整備を進めています。
2016年に成立した児童福祉法の改正案で、各省庁および地方自治体は、医療的ケア児への支援の「努力義務」を負うことになりました。
それが、2021年の医療的ケア児支援法によってより強制力のある「責務」を負うことに変わりました。実際に兵庫県神戸市では、市内各地域で医療的ケア児の受け入れが可能になるように、各地域1ヶ所以上の対応可能施設の整備を進めています。
Q:医ケア児が保育園や幼稚園に通うには、親の付き添いが必要でしょうか?
A:以前は医ケア児が親の付き添いなしで保育園や幼稚園に通うことは、難しいことも多かったです。しかし「医療的ケア児支援法」の施行によって、今後は医ケア児が家族の付き添いなしで希望する施設に通えるようになっていくと思います
各自治体には保健師、助産師、看護師や准看護師、またはたんの吸引などを行うことができる保育士や保育教諭、介護福祉士等の配置を行うことが期待されています。
東京都教育委員会などは、人工呼吸器を使う子どもが保護者の付き添いなしで学校に通えるように、学校での役割分担などを定めたガイドラインを作成しています。
ただ乳児の受け入れについては、施設によっては可能ですが、設備の整った園でないと難しい現状はあります。受け入れ対象を3歳以上とする自治体もあれば、乳児からの受け入れを行っている自治体もあるため、お住まいの自治体での受け入れ状況の確認が必要です。
東京都教育委員会などは、人工呼吸器を使う子どもが保護者の付き添いなしで学校に通えるように、学校での役割分担などを定めたガイドラインを作成しています。
ただ乳児の受け入れについては、施設によっては可能ですが、設備の整った園でないと難しい現状はあります。受け入れ対象を3歳以上とする自治体もあれば、乳児からの受け入れを行っている自治体もあるため、お住まいの自治体での受け入れ状況の確認が必要です。
Q:医ケア児は、延長保育や早朝保育も利用できますか?
A:自治体により対応が異なっているのが現状です
ケアを受けられる時間帯も同様で、ケアができる時間を限定している自治体や、通常保育時間の枠内で受け入れている自治体などがあります。延長・早朝保育では、通常であっても職員の確保が難しい現状があるため、現場が医ケアまで手が回らず、安全性の確保ができないこと、看護師の勤務時間との兼ね合いなどが背景としてあるようです。
全ての看護師や職員が同じ手順で対応できるように、カンファレスなどを行い、保育士も含めた職員全体で情報共有することが重要となります。
全ての看護師や職員が同じ手順で対応できるように、カンファレスなどを行い、保育士も含めた職員全体で情報共有することが重要となります。