ストレスで嘔吐、寝つけない…発達凸凹きょうだい、不調の原因となった「ある日」の出来事

ライター:寺島ヒロ
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今年の夏は本当に暑かったですね……! 私は元々暑さに弱く、気温が26度を超えると汗はダラダラ、頭はぼーっとしてきます。体調を崩すのも暑さがきっかけのことが多いです。今回は私が家族の食事を「つくらなかった」時の、凸凹きょうだいへの思いがけない影響について書かせていただきます。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

レトルトや冷凍の食品トレイの匂いが気になる…嗅覚過敏のわが子たち

わが家では、基本的に私がほとんどの食事を手づくりしています(たまに外食する事はあります)。
夫がⅠ型糖尿病で食事内容に若干の制限があることと、子どもたちに嗅覚の過敏があり、レトルトや冷凍食品のトレイが電子レンジで温められたときの匂いを大変嫌うためです。
レトルトや冷凍食品が食べられないという幼い頃のきょうだい
プラ容器の匂いが苦手な聴覚過敏がある子どもたち
Upload By 寺島ヒロ
スーパーのお惣菜やレトルト食品など出来合いで食べられるものを、いろいろ試して見つけ出すことができれば、私の家事の負担が減って良いかなーとは思います。
でも、試しに買ってきたものを食べられないとなったとき、わが家の子どもたちは断固として残してしまうので、「食べ物を残すなんて!」という心理的負担に私が耐えきれず、結局いつも手づくりしてしまうのです。

限界オカン、家事を放り出すの巻

今年の3月、春にしては急に暑くなった日がありました。その暑さと疲れから、私には食事をつくるエネルギーがもう残っていませんでした。
料理をするどころか、献立を考えるのも、お弁当を買いに行くのも面倒! と思った私は、夫に「今日は晩ごはんのこと考えたくない! お父さん、子どもたちと買い物に行ってなんか買ってきて済ませて!」とアバウトに言い放ち、暗い部屋で映画を観て寝落ちしてしまいました。

夜中に目を覚ますと驚きの光景が……!

少し寝てすっきりして、夜中に目を覚ますと……娘と息子が土気色(つちけいろ)の顔をして、オレンジの手元灯のみが照らす薄暗い部屋に並んで座っていました。
四角いテーブルの一辺に並んで座っているのはちょっと異様な光景でした。
ぼそぼそ会話しながら机に並んで座っている様子
土気色の顔で二人並んで座るわが子たち……。なんかブツブツ言ってるし……。
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