930グラムで生まれた息子。いつになったら歩くの?わが子が発達支援につながるまで【新連載】
ライター:鳥野とり子
はじめまして、鳥野とり子と申します。
息子ねこ太と夫の3人暮らし。
現在小学校1年生のねこ太は、ADHDグレーゾーンで特別支援学級に在籍しています。
私の体験を元に分かりやすい記事を書きたいと思っていますので、よろしくお願い致します。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
930グラムで生まれた早産児の息子の子育て
在胎27週930グラムで生まれた息子のねこ太。
現在小学校1年生になり、体重は少し軽めだけど身長は平均ど真ん中でスクスク成長中。
ADHDグレーゾーンで特別支援学級に在籍していて、週4で放課後等デイサービスも利用しています。
年齢を重ねるにつれて大きな困り事は殆どなくなりましたが、小さな困り事がいくつかあるので、学校の先生や療育の先生と相談しながらどうしたらねこ太が過ごしやすくなるのかを模索中です。
現在小学校1年生になり、体重は少し軽めだけど身長は平均ど真ん中でスクスク成長中。
ADHDグレーゾーンで特別支援学級に在籍していて、週4で放課後等デイサービスも利用しています。
年齢を重ねるにつれて大きな困り事は殆どなくなりましたが、小さな困り事がいくつかあるので、学校の先生や療育の先生と相談しながらどうしたらねこ太が過ごしやすくなるのかを模索中です。
息子の乳児期、私の中で膨らんでいった違和感
赤ちゃんの頃の息子は【寝ない】【飲まない・食べない】子で育児に苦戦する日々でした。それでも目は合っていたし、あやしたら笑うので「これはこの子の性格なのかな?」とそこまで気にすることはなく過ごしていました。
でも断乳しても離乳食を食べなかったり、夜泣きが一向に収まらなかったりと、少しずつ私の中で違和感を感じるようになってきました。
でも断乳しても離乳食を食べなかったり、夜泣きが一向に収まらなかったりと、少しずつ私の中で違和感を感じるようになってきました。
発達遅滞は早産児あるあるだけど……
ねこ太は運動発達が特に遅く、首すわりは生後10ヶ月頃、ハイハイをしたのは1歳を少し過ぎてからでした。出産時のNICUにいた頃から主治医に「ねこ太くんは運動発達が遅いと思う」と言われていたので、この位の発達遅滞は想定の範囲内でした。
しかし、1歳3ヶ月でつかまり立ちができるようになった後はいつまで経っても歩く気配がなく、ずっとハイハイのまま。早産児健診のたびに「伝い歩きもしているしもう少し様子を見よう」「そろそろ歩けそうだから……」と様子見を繰り返していましたが、満2歳を迎えた頃ついに主治医から「さすがに遅いので、PT(理学療法)を開始しましょうか」とリハビリを勧められました。
しかし、1歳3ヶ月でつかまり立ちができるようになった後はいつまで経っても歩く気配がなく、ずっとハイハイのまま。早産児健診のたびに「伝い歩きもしているしもう少し様子を見よう」「そろそろ歩けそうだから……」と様子見を繰り返していましたが、満2歳を迎えた頃ついに主治医から「さすがに遅いので、PT(理学療法)を開始しましょうか」とリハビリを勧められました。