自閉症小5息子、鉄道撮影に夢中でトラブル寸前!「周りに意識を向けられない」幼少期から気になっていること
ライター:taeko
小学校5年生のASD(自閉スペクトラム症)の長男のミミは、9歳から急に電車に興味を持つようになりました。駅の名前を知ることで漢字が覚えられるなどいい面もあるのですが、私はミミの行動がトラブルにつながりそうで、心配です……。
監修: 鈴木直光
筑波こどものこころクリニック院長
1959年東京都生まれ。1985年秋田大学医学部卒。在学中YMCAキャンプリーダーで初めて自閉症児に出会う。同年東京医科歯科大学小児科入局。
1987〜88年、瀬川小児神経学クリニックで自閉症と神経学を学び、栃木県県南健康福祉センターの発達相談で数々の発達障がい児と出会う。2011年、茨城県つくば市に筑波こどものこころクリニック開院。
電車嫌いだったASD(自閉スペクトラム症)長男が急に電車好きに
ASD(自閉スペクトラム症)の長男のミミは、9歳から急に電車に興味を持つようになりました。
そんなミミの乗り物遍歴はこちら。
そんなミミの乗り物遍歴はこちら。
5歳までは電車に乗ることがきたのですが、6~8歳は酔ってしまうからと拒否。そこから9歳、急に電車好きになったのです。
乗り物が大好きな弟のふーとは真逆で、今まで基本的に乗り物嫌いだったミミ。休日は電車が好きなふーと私の2人で電車に乗りに出掛けて、ミミは自宅でゲームをすることが多かったですが……。
もしかしたら、ふーがもっていた電車のおもちゃがきっかけかも?また、動画などの影響かもしれません。
ミミは、どこからか都会の地名を覚えたようで、新宿や渋谷などに行きたいとのこと。私はミミの希望を叶えるために、週末などに電車でミミと出かけるようになりました。
乗り物が大好きな弟のふーとは真逆で、今まで基本的に乗り物嫌いだったミミ。休日は電車が好きなふーと私の2人で電車に乗りに出掛けて、ミミは自宅でゲームをすることが多かったですが……。
もしかしたら、ふーがもっていた電車のおもちゃがきっかけかも?また、動画などの影響かもしれません。
ミミは、どこからか都会の地名を覚えたようで、新宿や渋谷などに行きたいとのこと。私はミミの希望を叶えるために、週末などに電車でミミと出かけるようになりました。
自分で撮影した動画を自らアップロード。漢字の勉強にもなる!
電車に乗るとミミは私のスマ―トフォンで電車からの景色を撮影します(ミミは自分のスマートフォンをまだ持っていません。また一人で電車に乗るときは撮影NGにしています)。そして帰宅後、自分で動画配信サイトへアップロードし、文字を打ち込んでいます。これはローマ字入力や駅名の漢字を覚えられるので、とても良い効果になっていると思います。
ですが、いい面ばかりではありませんでした。私はミミの「衝動性」が心配なのです。
周りを見られない、衝動を抑えられない長男。いつかトラブルになりそう
まず、周りのペースに合わせることができないところが気になります。
電車に乗るときはだいたいふーも一緒です。ミミとふーの歩くペースは違うのですが、ミミは気にせずずんずん先に行ってしまいます。何度もミミに「団体行動だから、仲間と一緒に行動するよ。仲間を気にして歩いてね」と伝えるのですが、つい夢中になって先に行ってしまいます。先日乗り換えをする時、こちらを待たず先に行ってしまったミミを見失ってしまいました。慌ててホームを探すと、ふーがミミを発見。私はミミに注意をし、それからは後ろの様子を気にしてくれるようになったのですが……まだまだ心配です。
また小学5年生になったある日の帰路、電車が混んでいて思ったような撮影ができず、モヤモヤが溜まっていたミミ。乗り換えた電車は空いていたものの、撮影スポットの先頭列車の一番前の窓のところには、新聞を読んでいる男性が居ました。すると我慢ができなくなったのか、ミミはスマートフォンを持ったまま、新聞を読んでいる男性の新聞に突進!!私は(なんで!?)とびっくりしつつすぐにミミの首根っこを引っ張りました。ですが、時すでに遅く、ミミは新聞を読んでいた男性にぶつかってしまいました。私はその人に「すみません!」と謝りました。
電車に乗るときはだいたいふーも一緒です。ミミとふーの歩くペースは違うのですが、ミミは気にせずずんずん先に行ってしまいます。何度もミミに「団体行動だから、仲間と一緒に行動するよ。仲間を気にして歩いてね」と伝えるのですが、つい夢中になって先に行ってしまいます。先日乗り換えをする時、こちらを待たず先に行ってしまったミミを見失ってしまいました。慌ててホームを探すと、ふーがミミを発見。私はミミに注意をし、それからは後ろの様子を気にしてくれるようになったのですが……まだまだ心配です。
また小学5年生になったある日の帰路、電車が混んでいて思ったような撮影ができず、モヤモヤが溜まっていたミミ。乗り換えた電車は空いていたものの、撮影スポットの先頭列車の一番前の窓のところには、新聞を読んでいる男性が居ました。すると我慢ができなくなったのか、ミミはスマートフォンを持ったまま、新聞を読んでいる男性の新聞に突進!!私は(なんで!?)とびっくりしつつすぐにミミの首根っこを引っ張りました。ですが、時すでに遅く、ミミは新聞を読んでいた男性にぶつかってしまいました。私はその人に「すみません!」と謝りました。