【反抗期と発達障害】自閉症息子が担任に攻撃的に。息子の精神を安定させたのは意外な「習慣」で…!?【読者体験談】
ライター:ユーザー体験談
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子どもが急に反抗的な態度をとるようになり、戸惑った経験はありませんか?理由を聞いても「なんとなく」だったり、親から見れば些細なことだったり……。しかし、その背景にはお子さんなりの「譲れないこだわり」や「感じ方」が隠れているかもしれません。わが家の息子は、小学校高学年の時に学校で反抗的な態度を取るようになりました。乗り越えたきっかけは意外な習慣で……。【発達ナビではユーザーさんからの子育てエピソードを募集中!今回は「反抗期」についてのエピソードを紹介します】
監修: 森 しほ
ゆうメンタル・スキンクリニック理事
ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックにて勤務。産業医として一般企業のケアも行っている。
・ゆうメンタルクリニック(上野/池袋/新宿/渋谷/秋葉原/品川/横浜/大宮/大阪/千葉/神戸三宮/京都/名古屋):https://yuik.net/
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診断の時期と重なった、穏やかな息子の「異変」
このコラムで分かること
- ASD(自閉スペクトラム症)と診断された小学5年生の息子に訪れた「反抗期」と、先生とのトラブルの背景
- 「先生の言い方が許せない」という言動に隠された、お子さん特有のこだわりや感じ方
- 特別支援学級の先生の提案がきっかけで、自己肯定感が育ちメンタルが安定した経緯
- 問題そのものに向き合うだけでなく、別の得意分野で「自信」をつけることで困難を乗り越える視点
現在14歳(中学2年生)になる息子は、小学5年生(11歳)の時にASD(自閉スペクトラム症)の診断を受けました。 性格はとても真面目で優しい子です。コミュニケーションが巧みな定型発達のお友だちと自分を比べて「同じようになりたい」という思いが強く、積極的にお友だちと関わろうとする健気な一面も持っています。
そんな息子に「異変」が起きたのは、ちょうど診断を受けたのと同じ、小学5年生の頃でした。家では普段と変わらず穏やかな息子が、なぜか学校の担任の先生にだけ、強く突っかかるようになったのです。
きっかけは、ある授業での出来事でした。「家族への手紙を書く」という課題があり、息子は私宛に一生懸命手紙を書いてくれていました。しかし、授業の終わりに先生が「じゃあ回収しまーす」と言った途端、息子は猛反発しました。
「なんで家族への手紙なのに、先生に渡さなきゃなんないんですか?」
それまでの息子であれば、言われたことに素直に従うことがほとんどでした。私から見て先生の対応に特に変わった様子はありませんでしたが、息子にとっては納得がいかなかったようです。 先生からこの報告を受けたとき、私は「普段ならそんなふうに噛みつくことはないのに、一体どうしてしまったんだろう……」と、急な変化に大きな不安を感じました。
そんな息子に「異変」が起きたのは、ちょうど診断を受けたのと同じ、小学5年生の頃でした。家では普段と変わらず穏やかな息子が、なぜか学校の担任の先生にだけ、強く突っかかるようになったのです。
きっかけは、ある授業での出来事でした。「家族への手紙を書く」という課題があり、息子は私宛に一生懸命手紙を書いてくれていました。しかし、授業の終わりに先生が「じゃあ回収しまーす」と言った途端、息子は猛反発しました。
「なんで家族への手紙なのに、先生に渡さなきゃなんないんですか?」
それまでの息子であれば、言われたことに素直に従うことがほとんどでした。私から見て先生の対応に特に変わった様子はありませんでしたが、息子にとっては納得がいかなかったようです。 先生からこの報告を受けたとき、私は「普段ならそんなふうに噛みつくことはないのに、一体どうしてしまったんだろう……」と、急な変化に大きな不安を感じました。
「先生のあの言い方が無理」見えてきた反抗の理由
最初の衝突以来、息子と担任の先生との関係はぎくしゃくしていきました。 家族やお友だちに対してはいつも通り穏やかに接しているのに、特定の先生にだけ攻撃的になる。私は息子とじっくり話してみることにしました。
「どうして先生にあんな言い方しちゃったの?」
すると、息子は不満そうにこう漏らしました。
「あの先生の、なんでも分かったような言い方が気になるんだよ」
息子にとっては、先生の話し方や態度に、どうしても受け入れられない「無理なポイント」があったようです。私から見れば違和感のない対応でも、独特の感性を持つ息子にとっては、その言い回しが癇に障り、心のシャッターを閉ざしてしまっていたのでした。「このままでは、学校生活そのものが苦しくなってしまうかもしれない……」 先生と衝突を繰り返すことで、息子が学校を嫌いになってしまうのではないか、私はハラハラしながら見守ることしかできませんでした。しかし、事態は意外な方向から好転し始めます。
「どうして先生にあんな言い方しちゃったの?」
すると、息子は不満そうにこう漏らしました。
「あの先生の、なんでも分かったような言い方が気になるんだよ」
息子にとっては、先生の話し方や態度に、どうしても受け入れられない「無理なポイント」があったようです。私から見れば違和感のない対応でも、独特の感性を持つ息子にとっては、その言い回しが癇に障り、心のシャッターを閉ざしてしまっていたのでした。「このままでは、学校生活そのものが苦しくなってしまうかもしれない……」 先生と衝突を繰り返すことで、息子が学校を嫌いになってしまうのではないか、私はハラハラしながら見守ることしかできませんでした。しかし、事態は意外な方向から好転し始めます。
特別支援学級の先生との何気ない会話が「運命の出会い」に
担任の先生との関係に悩んでいたある日、事態を変えるきっかけをくれたのは、特別支援学級の介助員をしている男性の先生でした。休み時間に、息子がふと「お腹をへこませたいんだよね」と漏らしたそうです。すると、元野球経験者だったその先生が、「じゃあ、いい腹筋のやり方教えてやるよ!」と、本格的な筋トレの方法を教えてくれたのです。
これが、真面目な息子の性格にぴったりハマりました。
その日から、家で寝る前に必ず腹筋をすることが息子のルーティンになりました。「今日はこれくらいやったよ!」と報告してくれる息子の顔は、久しぶりに生き生きとしていました。担任の先生とのトラブルで悩み、自信を失いかけていた息子にとって、「自分の身体を自分で変えられる」という筋トレは、誰にも邪魔されない聖域になったのかもしれません。私は、汗をかいて一生懸命取り組む息子を見ながら、「これが何かの自信に繋がればいいな」と心の中で祈っていました。
これが、真面目な息子の性格にぴったりハマりました。
その日から、家で寝る前に必ず腹筋をすることが息子のルーティンになりました。「今日はこれくらいやったよ!」と報告してくれる息子の顔は、久しぶりに生き生きとしていました。担任の先生とのトラブルで悩み、自信を失いかけていた息子にとって、「自分の身体を自分で変えられる」という筋トレは、誰にも邪魔されない聖域になったのかもしれません。私は、汗をかいて一生懸命取り組む息子を見ながら、「これが何かの自信に繋がればいいな」と心の中で祈っていました。
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