【実体験】小3からケンカ三昧、友だちのグチばかりだった発達障害息子を変えた幼馴染の涙。小6で初めて知った「味方」の存在

ライター:かなしろにゃんこ。
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息子のリュウ太が小学生の頃、周りの子と売り言葉に買い言葉でケンカが絶えず、学校から帰宅するとケンカのグチばかりでした。
そんなリュウ太がある日幼馴染のT口くんを褒める言葉を発したのです。とんがっていた息子が友だちの影響で徐々に変わっていったのでした。

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監修: 初川久美子
臨床心理士・公認心理師
東京都公立学校スクールカウンセラー/発達研修ユニットみつばち
臨床心理士・公認心理師。早稲田大学大学院人間科学研究科修了。在学中よりスクールカウンセリングを学び、臨床心理士資格取得後よりスクールカウンセラーとして勤務。児童精神科医の三木崇弘とともに「発達研修ユニットみつばち」を結成し、教員向け・保護者向け・専門家向け研修・講演講師も行っている。都内公立教育相談室にて教育相談員兼務。

周りの子と衝突。ケンカばかりの日々

息子のリュウ太は、小学3年生から小学6年生頃まで周りの子とよく口論になり、頻繁に衝突していました。
その度に担任の先生から「今日ケンカがありました」と電話をもらい、母の私は毎回「耳が痛いな……」と思っていました。

リュウ太が周りの子と仲良くできないところもあったのですが、よく口論になっていた周りの子たちもこの頃リュウ太と仲良くする気がなかったように思います。リュウ太は、相手のイヤな言葉を無視することができない性格のために売り言葉に買い言葉で、その結果よくケンカになっていたのです。
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のリュウ太。学童期はケンカばかりで帰宅後は2時間のグチが続く……
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)のリュウ太。学童期はケンカばかりで帰宅後は2時間のグチが続く……
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相手に反撃しようとするリュウ太に母は心配で……
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帰宅するとリュウ太は学校で起こったケンカのグチを延々と話すのですが、それでも怒りが収まらないようで「やられたら倍返しだ!」とドラマの決めセリフのようなことを言っていました。

ほとんどが「リュウ太」対「複数」でのケンカなので、発端がいろいろなところにあり、常に気を張っているような小学校生活でした。
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「T口はスゴイ」息子の口から初めて出た、友だちへのリスペクト

そのリュウ太が唯一仲良くしていたのが、幼馴染のT口くんです。T口くんとはご近所で、ゲームの話題など、話も合うので小学4年生の頃から遊んでいました。

リュウ太は、ある日「T口がつくったプラモデルが上手でスゴイんだ、T口のプラモデルかっこいい」と話してくれました。
グチばかりだった息子が友だちを褒めた!
グチばかりだった息子が友だちを褒めた!
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私は、周りの人のグチばかり言っていた息子が友だちを褒める日がくるなんて!とうれしくなりました。そして「この人はすごい!」と思ったらちゃんとリスペクトできるんだと分かりました。

これまで周りの子と仲良くできないのには理由があって、仲良くしたいと思う相手とはうまくやれるんじゃないかと思ったのでした。

泥だらけになるほどケンカと、初めての「味方」

小学6年生の頃、近所にある竹やぶでリュウ太とT口くんとほかの男子4人の計6人で遊んでいた時のこと……リュウ太と男子4人のケンカが始まり、だんだん激しい言い争いになりました。
男の子6人で遊んでいたらケンカに発展……
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普段は穏やかなT口くんが自分をかばって怒ってくれた
普段は穏やかなT口くんが自分をかばって怒ってくれた
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1対4人の不公平な争いを見ていたT口くんはリュウ太をかばって言い返してくれました。T口くんはおとなしい性格で普段怒ることはほとんどないそうなのですが、相手の理不尽な態度に腹を立て、大声まであげ、怒りすぎて泣いてしまったそうです。

その日、リュウ太は暗くなってから帰ってきました。服には竹やぶで遊んでいた草などがついていて、靴は泥で汚れていました。

そして、家に入るなり「今日、M田たちとケンカになって大変だったんだよ!」とT口くんが自分をかばってくれたことなどを話してくれました。なんでケンカになったのか、原因は忘れてしまったらしいのですが、これまで自分をかばってくれた人はほとんどおらず、うれしかったようで、ニコニコしながら話してくれました。

リュウ太がはじめて“友だちっていいものだ”と感じた出来事だったのではないかと思います。
この日はケンカのグチではなく、うれしかった話をしてくれました
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