不登校・昼夜逆転に悩む保護者の方へ。お子さまと焦らずに出口を見つけるヒント【学校現場から】
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LITALICO高等学院
ライター:LITALICO高等学院
Upload By LITALICO高等学院
通信制高校サポート校 LITALICO高等学院の各スクール長が、お子さまの思いに寄り添うヒントや実際の取り組みをお届けするリレーコラム。
第1回は、行き渋りや生活リズムの変化に焦るご家庭に向けて、今大切にしたい視点と安心できる居場所で自分らしさを見つけた生徒さんの日常をご紹介します。
「このままで大丈夫?」と焦ってしまうときに
学校に行きづらくなった日から、時間の感覚が変わると言います。
昼夜逆転したお子さまの隣で「今日は学校どうするの?」という声をかけづらくなったという保護者さまの話を聞いてきました。責めたいわけではない、追い詰めたいわけでもない。ただ「助けたい」「どうにかしてあげたい」という気持ちがあるだけ。でもどうしたらいいかが分からなくて、そのもどかしさの中で、この記事を読んでくださっているのかもしれません。
「高校はどうなるの?」「このまま社会に出られないんじゃないか」など、少なからずどこかに不安があると思います。
昼夜逆転したお子さまの隣で「今日は学校どうするの?」という声をかけづらくなったという保護者さまの話を聞いてきました。責めたいわけではない、追い詰めたいわけでもない。ただ「助けたい」「どうにかしてあげたい」という気持ちがあるだけ。でもどうしたらいいかが分からなくて、そのもどかしさの中で、この記事を読んでくださっているのかもしれません。
「高校はどうなるの?」「このまま社会に出られないんじゃないか」など、少なからずどこかに不安があると思います。
学校に行けない理由より、何があれば動けるかを探す
LITALICO高等学院渋谷センターのスクール長として多くの生徒と向き合う中で、感じたことがあります。
不登校経験のある子どもたちは、怠けているのではなく、誰よりも「普通でいなければ」というプレッシャーを内側に抱え込んで、限界まで頑張ってきていることが多いです。
思春期の脳は大人が思う以上に繊細です。人間関係のちょっとした変化、先生やクラスメイトの一言。それらがじわじわと積み重なり、ある日を境に行けなくなる。これは意志の問題ではなく、心と身体が発しているSOSのサインです。
今すぐ解決しようとしなくていい。大人側が焦るほど、子どもはその焦りを受け取って、さらに部屋に閉じこもっていきます。逆に、大人側が落ち着いて、「あなたのペースでいい」「一緒に考えてみよう」と伝え続けるとき、子どもは少しずつドアを開け始めます。
不登校経験のある子どもたちは、怠けているのではなく、誰よりも「普通でいなければ」というプレッシャーを内側に抱え込んで、限界まで頑張ってきていることが多いです。
思春期の脳は大人が思う以上に繊細です。人間関係のちょっとした変化、先生やクラスメイトの一言。それらがじわじわと積み重なり、ある日を境に行けなくなる。これは意志の問題ではなく、心と身体が発しているSOSのサインです。
今すぐ解決しようとしなくていい。大人側が焦るほど、子どもはその焦りを受け取って、さらに部屋に閉じこもっていきます。逆に、大人側が落ち着いて、「あなたのペースでいい」「一緒に考えてみよう」と伝え続けるとき、子どもは少しずつドアを開け始めます。
LITALICO高等学院は、「学校に行く練習をする場所」ではありません。一人ひとりの好きなこと・興味・強みをスタッフが一緒に探しながら、その子らしい居場所をつくっていきます。
「作戦会議」を重ねて広がった、Aさんの新しい世界
中学時代、Aさんは保健室登校をしていました。高校進学を考え始めたとき、3校ほど自分の足で見学し、「ここなら通えるかもしれない」と感じてLITALICO高等学院を選びました。その主体的な選択がすでに一歩でした。
入学後、スクーリングやテストのたびに不安と緊張でいっぱいに。でも「困ったらスタッフに相談する」という安心感がありました。
スタッフと「作戦会議」を重ね、“これならできそう”という見通しを一緒に立ててからチャレンジ。回数を重ねるごとに、外部会場での試験もスタッフの補助がほぼない状態で受けられるようになりました。
毎月のマイプラン面談(生徒の個別面談)に加え、日々の小さな悩みもすぐに拾い上げる個別の時間を確保できていたことも、Aさんにとっては安心に繋がったのかもしれません。早期対応で不安が積み重ならないような仕組みづくりを心がけています。
入学後、スクーリングやテストのたびに不安と緊張でいっぱいに。でも「困ったらスタッフに相談する」という安心感がありました。
スタッフと「作戦会議」を重ね、“これならできそう”という見通しを一緒に立ててからチャレンジ。回数を重ねるごとに、外部会場での試験もスタッフの補助がほぼない状態で受けられるようになりました。
毎月のマイプラン面談(生徒の個別面談)に加え、日々の小さな悩みもすぐに拾い上げる個別の時間を確保できていたことも、Aさんにとっては安心に繋がったのかもしれません。早期対応で不安が積み重ならないような仕組みづくりを心がけています。
驚くべきことに、そんなAさんは高校1年生の間、1日も休まず学校に通い続けました。高校2年生になり、新しいスタッフやクラスメイトが増え、新しい環境でも毎週継続して登校しています。入学前はタイピング未経験だったAさん。今ではすっかりキーボードを使いこなし、マインクラフトや3Dモデリングといった新しい世界に出会いました。日々オリジナルの作品づくりに没頭し、高校生活を楽しんでいます。
※MinecraftはMicrosoft社の商標です。また、Minecraft の公式の [製品/サービス/イベントなど] ではありません。Mojang または Microsoft から承認を受けておらず、それとの関連性もありません。
結び
LITALICO高等学院では、不登校経験があったり、やりたいことが見つからないけれど高校に行きたいなど、さまざまな思いを抱えている中学生と保護者向けに個別相談を随時受け付けています。「まだ学校の話ができる段階じゃない」という方でも、ぜひ一度話しかけてみてください。答えはすぐに出さなくていいです。でも、出口は必ずどこかにあります。
執筆/通信制高校サポート校 LITALICO高等学院スクール長 三村菜仁
執筆/通信制高校サポート校 LITALICO高等学院スクール長 三村菜仁
※クリックするとLITALICO高等学院のサイトに遷移します
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。
神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。