「感覚鈍麻」を知っていますか?私が息子の噛み癖を叱らない理由

ライター:ママリーゼ
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息子をオシャレ男子に育てたい…!そんな夢を見ていた時代がありました。しかし息子は服の襟をカミカミ…。それを叱っていた私は、ある時「感覚鈍麻」という言葉を知り、少しだけ反省したのでした。

イケてる息子に仕立てたいのだ

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出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015189052
我が家の長男・ジョンは、いわゆるスマート体型。たいていの市販品は着こなせる、親からするとちょっと羨ましい手足のポテンシャルを持っています。

ジョンを産んだばかりの新米ママ時代は
よっしゃ、ファッションセンスぐんぐん育てたるで!などと血気盛んだった私。

2歳くらいまでは良かったのです。
どんな服でも着せてしまえば、さほど汚すこともなく、すんなりと着ていましたから…。

現在ジョンは7歳。
オシャレ街道はというと…

服を破壊!息子が襟を噛んでいる…

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ご覧ください。
こちら、服の襟が、見事に破壊されております。

ジョンのワードロープは、ほぼ全てこのような状態。
ちょっとヒマなとき、イラっとしたとき、不安なとき。そして手近に、鉛筆も何もないとき、ジョンは服の襟元をぐっとひっぱり、口に入れてガシガシ噛むのです。まるで美味しいガムのように。それはとても自然に行われているのです。

そっとやめさせると、ジョンはハッとして、全然きづいてなかったと言わんばかりの表情。

4歳ごろに噛みグセを発見した私は、げげっ、服がダメになるじゃん!? と大騒ぎ。
しつけなきゃと決意し、見かけるたびに叱って止めさせていた覚えがあります。

なぜだろう?感覚鈍麻とは

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発達障害を持つ子どもが『感覚過敏』に苦しめられることは、皆さんよくご存知かと思います。
触られるのが嫌、砂を持った時の手の感覚が苦手、など敏感が過ぎる状態。

さて、まったく反対の『感覚鈍麻』という言葉を知っていますか?感覚が鈍感すぎる、ということ。
身体をぶつけても気づかなかったり、鈍感だからこそ刺激をどんどん取り入れたくて足をバタバタさせたり、という事があるそうです。

ジョンは感覚鈍麻なのでしょう。
口に何かを入れたり、襟を噛み続けたり、そういった行動で足りない刺激を埋めているのだとわたしは解釈しています。

「足りない…」そんな気持ちがあふれて、彼をそうさせてしまうのかもしれません。
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