家族も一緒に楽しめるような工夫は?

イベントは息子にとって負担がいっぱい!わが家流の楽しみ方は?の画像
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11015187755
これまで、行事やお祝いに参加させる場合は、「用意周到」である必要を感じてきました。

「当日行ってなんとかなるよね」と思っていたら、後悔したことが何度もあります。

というわけで、私も七五三の2ヶ月前から綿密に準備を始めました。

まず息子にとって大きな負担になるであろう「衣装」。
これについては洋装と和装の二つを準備し、難易度の高い和装がダメだった場合に洋装で参加ができるようにしました。

和装で一番負担が大きいのは「着付け」でした。

息子には触覚過敏があり、それは緊張するとますます強くなります。不安でいっぱいのときなどは、ボタン1つ、つけることができず「くすぐったい!!」と言って大暴れです。

ですから、美容院での着付けはまず無理だと思いました。なるべくいつもと同じ場所で息子がリラックスした環境で着付けをしてあげたい…!と思っていたら、なんと我が家ではパパが頑張ってくれました。

パパは何週間も前から動画を見ながら着付けを練習。当日、息子はお気に入りのDVDを見ながら、大好きなパパに着付けをしてもらえ、終始ご機嫌だったのです。
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息子に着付けをするパパ
Upload By 林真紀
次に、「祈祷」についてです。

お参りだけでもしようとも考えましたが、幼稚園で七五三の祈祷が行われたため、そちらに参加することができました。幼稚園という慣れた場で、いつも会っている先生やお友達と楽しく過ごすことができ、息子も大満足のようでした。

最後に一番大事なのは「時間」です。欲張って長時間、あれもこれもと詰め込むのは発達障害児にとって一番負担が大きいと思います。

写真館や豪華な昼食もうちでは全てカットです。おじいちゃんとおばあちゃんも呼びませんでした。
午前中に祈祷に参加し、すぐに帰宅。着物はそこで脱いで、普通に家でお昼ごはんを食べました。実はここが行事やお祝いを楽しく終わらせる一番の秘訣です。

余分なスケジュールは全てカットし、短時間で終わらせるようにします。

行事・イベントの楽しみ方は、「わが家流」で!

普通のお子さんの行事と比べたら、少し物足りない感じがするかもしれません。でも、子どもと家族が「楽しかった」と言える行事であることが一番大事なのです。

新学期が始まったばかりで、行事もいろいろ入りやすいこの時期。
家族みんなが笑って終わったら満点!そんな「わが家流」の行事を目指してみてはいかがでしょうか。

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