先生との「相談の質」に変化が!失敗して気づいた〇〇する事の大切さとは

ライター:たえ
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2歳まで立つことができなかった娘に対して「いつになったら歩けるようになるのかしら?」とのんびり構えていました。そんな私が目を覚ますきっかけになったできごとがあります。

一番近くにいたのに…

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今振り返ると「もっとよく観ていれば…」と思うことが1つあります。

娘は立つのが遅く、2歳になるころにようやく立ち歩きはじめました。
それまでは、約1年間大きな病院でPTを受け、「歩く意欲」を引き出せるような訓練をしていました。

足が悪い場合には、子どもの足の形にあった靴や靴底を作ったりと様々な工夫があるのですが、理学療法士は「靴は要らないでしょう」という意見でした。

そのまま訓練を続けながら、ある時整形外科医に診てもらう機会がありました。

そこで先生は娘の足をちらっと見るやいなや、「靴が必要ですね、作りましょう」と言うのです。

続けて、「左に比べて右足が細い。右膝も小さいでしょ。」さらっと言いました。
確かによく観察してみると左右の足の形が違うのです。先生に言われて初めて気が付き、私は「今まで娘のことをちゃんと観れていなかったんだ!」とても恥ずかしくなりました。

「よく観る」ことから始めて…

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理学療法と整形外科では専門性が違います。ですから整形外科の先生がすぐ判断したのは当然かもしれません。

理学療法の先生を責める気は全くなく、むしろ「毎日抱っこしていた私が、ちゃんと気づいていなかった」ということにショックを受けました。

靴を作る必要はないと言われ、よく考えることもなく鵜呑みにしてしまっていた私。

これからは鵜呑みにせず、一番近くにいる親としての意見や、親だから気づけるような事もきちんと相談が出来るよう、「直感や違和感を、ちゃんと言葉にできるようにしたい」と思ったのです。

その後は、娘の身体、動きの一つひとつをじっくり観察。時間があるときはメモに残すようにしました。

観察を続けていると、段々と娘の躓きが一体どこにあるのかがわかるようになったのです。
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例えば、よちよち歩きの娘は家の中にある1㎝の段差を怖がっていました。そしていつまでたっても1cmに躊躇し、1cmも10cmも同じように怖がっていのです。

これをみて、「目で見るだけで、どのぐらいの高さか判断できていないのかも」と気がつきました。

娘の特徴は、4歳になった今でも変わりません。家の階段は平気なのに、駐車場の縁石はまたげないのです。高さが問題なのではなく、「目で見てわからない」というところから不安が生まれている様子。

毎日通る場所なら平気になるので、経験を積めばその不安も減るのでしょう。

言葉にできると「相談の質」が変わる

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こうやって観察を重ねると、「ん?」というモヤモヤが明確に言葉にでき、保育園や療育の先生に具体的に相談できるようになりました。

この「違和感を具体的な言葉で相談できる」というのは、小さいことに思えますが、先生方とスムーズなやりとりを進める上では本当に大切なことだと感じます。

あの時、整形外科の先生の一言でショックを受けなければ気付けなかったことです。

「園の先生に、もっとわかってもらいたい」「もっと実りある相談がしたい」そう感じているお母さん、お父さんは「直感を言葉にできるくらい、よく観察してみる」ぜひ取り入れてみてほしいなと思っています。

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