新しい場所に行くたび子どもの説明…その「説明疲れ」サポートブックで解消しよう!

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ほんの少し前までは赤ちゃんだと思っていた子どもたちもあっという間に幼稚園に入園。
そしてほっとしたのもつかの間、転居に転園、療育事業所選びに就学相談に・・・。
子どものライフステージが変わるたび、新しいコミュニティに属する度に面倒な思いをしたことはありませんか?

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その面倒の正体は、繰り返される「アセスメント」

それは、長男が発達障害ではないだろうかと疑い始めた頃から始まっていました。

発達相談窓口に電話をかけたときのこと。

「お子様の生年月日は?」「出生体重は?」に始まり、家族構成やその頃通っていたプレ幼稚園での様子を尋ねられ、私は聞かれるまま話をしました。

ひと通り話して返ってきた言葉は「現在相談員が手一杯で、面談ができるのは3ヶ月後です。」

いやいや立ち止まるわけにはいかない!と自力で医療機関や療育事業所を探し続けます。

療育の事業所にアポを取り面談へ。
子どもの名前や生年月日、出生体重に家族構成、そして「いつ首がすわったか」「寝返りはいつか」「発語はあるか」そんなことをシートに記入し、現在の状況を相談。退園してしまったプレ幼稚園での様子を、ここでも話しました。

そしてまた別の事業所へ相談に。
ここでも、「生年月日」「出生体重」からシートに記入し、薄れゆく「プレ幼稚園での様子」を記憶を絞り出しながら繰り返すのです。

医療機関に療育事業所に行政と、これまで何回子どもの生育歴を記入したでしょうか?
「子どもの未来のために!!」と鼻息荒く意気込んでいた私は、すっかり「アセスメント疲れ」を起こしていました。

「お母さん何度も同じ話、疲れたでしょう?」

パニックや夜泣きのひどい長男と乳児の次男を抱えてボロボロだったとき、待機していた近所の療育事業所から「空きが出た」と電話がかかってきました。

「お母さん、色んなところで同じことばっかり聞かれて書いて、疲れたでしょう。うちは中身がわかれば書式はなんでもいいの。コピーでいいですよ」

…なんという事でしょう!
先生が仰った一言から、私の「アセスメント疲れ」が一気に軽減されはじめました。
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東京都大田区のサポートブック。市区町村独自に作成・配布されています。
『サポートブック』

それは、子どもの生育歴などを記録し、継続した支援を受けるためのツールです。
情報共有が必要な時は、これをサッとコピーすればいいのです。

サポートブックの存在を教えてもらったおかげで、同じことを何度も書いたり答えたりすることも減りました。

Webサイトから無料でダウンロード出来るものもあります。
少しだけご紹介しますね。

コピーすらめんどくさい!データで残して管理することに

しかし、書類が増えてくると新たな手間も…。
1枚1枚コピーするのがなんとも面倒!!


書類を1枚1枚セットしてコピー、裏返してコピー…。
そこで思いついたのが「PDF」。

ポータブル・ドキュメント・フォーマットといい、簡単にいえば紙の書面をそのままデータにしたもの。

アプリを使えばスマホひとつで書類の読み取り、PDFデータの作成、保存ができるようになっています。

印刷するときもこれまでのようにプリンターに張り付いて作業をする必要がなく、必要なものをスマホから選び出して印刷すれば、たとえ家事をしながらでも勝手に印刷が進んでいるのです。

またPDFの良いところはコンビニでプリントアウトできたり、Dropbox(ファイル共有サービス)などを使えばパパとデータを共有できるので、いつでもどこでもすぐに必要な書類を提出したり確認したりできるのです。

PDFや複合機…ちょっとハードルが高いな、という方も、携帯で写真を撮る容量で簡単にPDFを作成できるアプリもあります!探してみてくださいね。

ずっとついて回る作業だからこそ!

その後転居、転園、そしてまた転園に転園を繰り返したきた我が家にとって、子どもの情報を伝えるという作業は頻繁に起こるものでした。

そして、それはこれからも続くのだろうな…と感じます。

みなさんも、サポートブックの利用やPDF化を試してみていはいかがでしょうか?
手を抜きたくないからこそ少しでも楽になる工夫を一緒にしていきましょう!
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オカモッチ さん
2016/12/02 13:30
アセスメントのデータ化進んでいくといいなぁと思います!

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